子どもの指導法

【子どもの受験】親のストレスを解消する肯定的解釈の能力とは

子どもの受験でストレスを感じている親御さん

「初めての受験で不安なことだらけ」
「成績が悪いと怒ってしまう」
「ストレスを解消する方法を知りたい」

こんな疑問にお答えします。

お子さんの受験って、子ども以上に親が緊張しますよね。子どもが主役ではあるものの、日頃のサポートを頑張っている親御さんにも負担はかかります。

ということで今回は、受験成功の80%を分けるとも言える「解釈」について書いていきます。

この記事を書いている私は生徒指導歴5年ほど、大手予備校にて500名以上の生徒を見てきた後、オンライン塾を起業しました。
これまで数々の合格を支援させていただきましたが、受験に成功する人とそうでない人の唯一の違いは「肯定的解釈の能力」にあると考えています。

このサイトを始めて読むという方は、こちらから見ると理解が深まるかと思います。

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はじめに

このサイトは選択理論心理学に基づいて、子どもの指導法を発信しています。

選択理論心理学とは、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した、人間の行動のメカニズムを解明した心理学です。選択理論は発表以来40年間学校・自治体・組織・家庭環境等で良好な人間関係を築く手法として評価されアメリカやカナダを始め世界62カ国で普及しています。
出典元;選択理論心理学 

選択理論の中に、
「私たちが与えることができるもの、他の人から受け取るものはすべて、情報である。その情報をどう処理するかは、それぞれの選択である。」とあります。

私たちは情報を取り入れて、それに対する行動や解釈を自らが選んでいる、というわけですね。

肯定的解釈の能力を解説するうえで、この自らが行動を選択しているという部分は大切になってきます。
もっというと、マイナスに解釈してしまう人は、自らがマイナスに解釈することを選択しているということです。

今はわからなくても大丈夫です!丁寧に見ていきましょう。

ストレスを減らす肯定的解釈の能力とは

受験に悩む親御さんだと、子どもの点数に対して怒った経験もあるのではないでしょうか?
また、模試でA判定という結果が出ても、その結果を悪いように捉えてしまうがあるかもしれません。

この図のように、我々は事実に対してさまざまな解釈を行なっています。
60点という事実に対しても、悪く解釈する人もいれば、良く解釈する人もいます。

肝心なのは、この解釈が現実を決めているということです。
私がこれまで見てきた受験で成功した方は、ほとんどの方が肯定的解釈の能力の持ち主でした。

  • 事実は一つ、解釈は無限です。

私は、生徒がどんな点数を取ってきても肯定的に解釈しますし、次はどうしたら良くなるのか?だけを考えています。

その結果、2020年は全員合格を果たすことができました。

お母様
お母様
頭では分かってはいるけど、実際にはうまくできないのよね
うちはネガティブだから、肯定的解釈をするには無理かな

このような方もいるかもしれません。
この肯定的解釈の能力はトレーニングをして向上することができます。これを機に、トレーニングをすることを強くおすすめします。

肯定的解釈能力で人生の幸福度が変わる

肯定的解釈の能力は人生の幸福度に影響します。

世間ではどんなに良いニュースでも否定的な解釈をする人がいます。

例えば、著名人が被災地に募金をしたというニュース。私からすれば「大変素晴らしい!自分も社会に貢献する人になりたい!」と思うのですが、一部の方は「売名行為だ!偽善だ!」と否定的に捉えます。

そうした方は否定的な考え方の人と付き合います。人生が楽しくなるはずはありませんよね。人の悪口を言って、幸せそうな人に出会ったことがありません。

以上補足でした。
さて、この肯定的解釈の能力を向上させる方法を見ていきましょう。

【ストレス解消】肯定的解釈の能力は自己暗示で向上できる

自己暗示。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、やっている人は少ないので、実際にやってみるのがおすすめです。

私も、マイナスな解釈が先行してしまう時は自己暗示をするようにしていますよ。

自己暗示とは

自己暗示とは、自分で自分にある言語や情報を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を発揮することです。

アスリートも緊張する場面で、自己暗示をすると聞いたことがありますよね!

自己暗示の効果

自己暗示(アファメーション)は、医学的にも脳科学的にも効果はあると証明されています。

この薬を飲めば病気は治ると自己暗示をすることで、治療する確率が高くなるプラシーボ効果が有名ですね。

脳科学では、不安は脳内の扁桃体の興奮によって引き起こされるとされており、肯定的な言語情報を発し、脳内に取り入れることで扁桃体の興奮を抑えられるとのこと。
よって、肯定的な自己暗示が不安を解消すると言われています。

脳科学の自己暗示の例;日本精神神経学会総会、不安障害の病態について

実際のトレーニング方法

私もこれまでたくさんの生徒を見てきたので、正直いうと「この時期にこの点数だと厳しいかもな..」とマイナスの解釈をしてしまう場面は何度もありました。

最初から、そこの解釈を無理に変えるというのは難しいでしょう。大切なのは、このマイナスの解釈をした時にどう対処するかです。

私の場合だと、
「いや、必ずこの子は伸びるはずだ。必ずできるようになる。」と言葉にし自分に言い聞かせ、生徒に向かって肯定的な言葉を発していました。

もし、子どもの受験に不安な親御さんは、「絶対に大丈夫、必ず行ける」と声に発すると良いでしょう。毎朝、鏡に向かってやると効果が高まります。ぜひ、お子さんにも言ってあげてください。

最初の頃は無理をしていて不自然な部分もありますが、慣れてくると本当に肯定的な解釈に変わっていきます。

子どものテストが60点を取ってきた。いつもなら悪いと捉えるところ、あと40点をどう伸ばそうか?という肯定的な解釈ができるようになります。

自己暗示(アファメーション)によって、肯定的解釈能力をトレーニングしてくださいね。

これまで、この手のトレーニングは知っていても実践してこなかった人もいるかと思います。その過去の選択の結果が今の自分を作り出しています。

もし、過去に自己暗示などのトレーニングをしていれば、現在は肯定的解釈の能力が身についていて、受験について悩むこともなかったかもしれません。

この先の未来を変えるには、自分が効果的な行動を選択するしかありません。ぜひ、トレーニングを1度でいいので今日やってみてください。

まとめ;受験は貴重な体験。楽しみましょう!

今回は、肯定的解釈の能力について書きましたが、そもそも受験に対してどのようなイメージを持っていますか?

「受験は辛いもの、苦しいもの。あー早く終わって欲しい、、、」

もし、あなたがこのように解釈しているならば、この部分から変えていく必要がありそうです。

私も仕事で受験と向き合うことも多いのですが、もし受験に対して否定的な解釈をしていたら精神が持たないでしょう。

受験とは、人生で何度も体験できない貴重な経験であり、人間としての土台を作れる最高のチャンスである。

私はこのように解釈しています。
事実は一つ、解釈は無限です。

ぜひ肯定的解釈の能力を身につけて、受験を人生の一部として楽しんでいきましょう。

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