「小学生が成績を上がる方法を知りたい!」
「学年が上がるにつれて勉強に遅れを取ることが増えてきた…」
「成績が伸び悩んでいる子に対して、親ができることはないの?」
成績を上げることで、進路の可能性が広がります。「希望の中学校に行って欲しい」「将来の夢をかなえて欲しい」など考えている親御さんは多いと思います。
しかし、小学生の成績アップのノウハウを知っている方は少ないです。間違った方法を実践してしまい、お金や時間だけをムダにしてしまっているケースも少なくありません。
この記事では、小学生のお子さんを持った親御さんに向けて、以下の内容を解説します。
- 成績を上げる方法
- 科目別の対策
- 親御さんが取るべき行動
なお、筆者である私は、500名以上の受験に関わり、生徒の第一志望校合格率91%越えた現役塾講師です!
最後まで読むことで、お子さんの成績がアップし、中学受験に成功するための糸口が掴めます。ぜひご一読ください。
私の公式LINEでは、小学生のお子さんにあった学習のノウハウを無料で発信しています。お伝えている情報は、塾の選び方や学校の先生との関わり方など、親御さんも知っておきたい内容です。
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小学生が成績を上げる方法6選
小学生が成績を上げるためには、主に以下6つの方法があります。
- 学習のモチベーションを上げる
- 基礎固めに力を入れる
- 学習した内容を定着する
- 過去問対策のノウハウを身につける
- 相性のよい塾に通う
- 科目別に対策を練る
各方法について、順番に解説します。
「なにをすればよいかわからない」「子どもの成績が伸び悩んでいる」という親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
1.学習のモチベーションを上げる
モチベーションがあれば、お子さんは自然と学習に取り組むようになります。そのため、成績を上げたい場合は「勉強をしたい」と思ってもらう工夫が必要です。
モチベーションを上げるおすすめの方法は、主に以下のとおりです。
- 志望校へ見学に行く
- 具体的な目標を決める
- お子さんと同じタイミングで勉強をする
特に、志望校見学はぜひともやっておきたい行動です!
入学したときのイメージが明確になり、お子さんに「絶対に合格するぞ」「この中学校に行きたい」と感じてもらえます。結果、学習のモチベーションを高められるのです。
2.基礎固めに力を入れる
基礎ができていることで、応用問題を解けるようになります。そのため、成績が上がる可能性が高くなるのです。
反対に、基礎をおろそかにしていては、学力の向上は期待できません!
基礎固めにおいて、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。
集団塾は、決められたカリキュラムに沿って授業をしていきます。そのため、基礎がわかっていない生徒がいても、どんどんと先に進んでしまいます。
成績を伸ばしたいのなら、塾や学校の授業に追いつくことよりも、基礎に戻ることを優先しましょう。
なお、基礎固めをおろそかにしていると、中学受験で失敗しやすいです。私は500人以上の生徒を受け持ってきましたが、基礎固めをしなかったことを後悔したお子さんをたくさん見てきました。
中学受験で失敗する原因は、基礎をおろそかにすること以外にもあります。関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」にてくわしく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.学習した内容を定着させる
小学生が成績を上げるためには、学習した内容を実践で使えるレベルまで定着させなければなりません。いくら勉強しても、テストで正解しなければ「成績が上がった」とは言えないためです。
知識を定着させるには、以下の図のように「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏むことが重要です。
目指すべきは「点になる」のレベルです!
似たような問題がテストに出ても完璧に答えられる状態まで持っていきましょう。
4.過去問対策のノウハウを身につける
志望校の過去問を1年分やると、合格率が3%変わるといわれています。ただし、このデータは正しいやり方をおこなったときにいえることです。
つまり、対策方法が間違っていれば、いくら過去問に取り組んでも意味がありません!
正しい過去問対策の方法は、主に以下のとおりです。
- 過去問は夏から取り組む
- 10年分を2周解く
- B5かA4に拡大コピーして解く
- 間違えた問題は理由も記録する
- 最初のうちは時間制限なしで解く
なお、過去問対策の方法は、他にもあります。
関連記事「【99%の人が知らない】中学受験の過去問対策ノウハウ20選」では、この記事で紹介しきれなかったノウハウを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
5.相性のよい塾に通う
成績を上げるには、お子さんと相性のよい塾に通わせることが大切です。塾と一言でまとめても、カリキュラムや授業形態、講師の質などが変わってきます。
塾の種類をざっくり分類すると、集団塾と個別指導塾の2つに分けられます。以下の表にて、それぞれ違いを確認しましょう。
項目 | 集団塾 | 個別指導塾 |
---|---|---|
授業形式 | 講師1人に対して生徒は10~30人で授業をする | 講師と生徒が1対1でおこなう |
カリキュラム | 年間を通して決められたカリキュラム | 生徒にあわせたオーダーメイドのカリキュラム |
学習環境 | 他の生徒と切磋琢磨しながら学習を進める | 質問しやすく丁寧な指導を受けやすい |
授業料 | 安価(月額1~2万円) | 高価(月額1.5~3.5万円) |
私がお伝えしている判断基準として、偏差値60以下のお子さんには個指指導塾をおすすめしています!
とはいえ、表だけを見ても、お子さんにどの塾にあっているのかわからない方もいると思います。
関連記事「【知らないと損】中学受験の塾選びで失敗しない判断基準9選!塾があわない際の対処法を紹介」では、塾選びのポイントをより詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
6.科目別に対策を練る
小学生が成績を上げるためには、科目ごとに対策を練り実践することが大切です!
以下の科目別の学習方法について解説します。
- 国語
- 算数
- 理科・社会
これらの科目に苦手意識を持っているお子さんは、ぜひ参考にしてみてください。
国語|読解問題の解き方を覚え語彙力・文法力を高める
国語が伸びない理由は、読解問題が解けないからです。
読解問題は1問当たりの配点が高い傾向にあります。
加えて、記述や漢字と比べると正解しやすいため、対策すれば効率よく成績を挙げられます!
読解問題で出やすい問題は以下のとおりです。それぞれの対処法も解説します。
- 理由を聞かれる問題:根拠を考えずに本文中に書かれていることから探す
- 指示語を聞かれる問題:指示語を言い換えて意味が通じるか確認する
- 言い換えの問題:同じ意味の言葉に注目する
読解問題の解き方を頭に入れ、同時に語彙力や文法力を高めていくことをおすすめします。
なお「国語が苦手」というお子さんは、意外と多いものです。関連記事「【苦手克服】国語が苦手な小学生の特徴・理由4選!解き方のコツや勉強方法3つを紹介」では、苦手な理由から学習方法までを丁寧に解説しています。
「子どもの国語の成績を伸ばしたい」と考えている親御さんは、あわせてチェックしてみてください。
算数|イメージ化して理解する
算数を攻略するために、式を暗記するのはやめましょう。すぐに忘れてしまい、テストや模試などの本番で思い出せない恐れがあるためです。
算数は、イメージ化して理解することが重要です!
たとえば、□を求める逆算の問題は、簡単な数字を入れて実験してみます。具体的な方法は、以下の図のとおりです。
公式を暗記するのではなく、イメージ化して解き方を理解することがポイントです。
また、お子さんの理解度を深めるためにも、答えを導いた方法を説明してもらうようにしましょう。「わかったつもり」を回避でき、実践で使えるレベルまで知識を定着できます。
算数の対策については、関連記事「算数が得意になる方法5ステップ!学力別の対策や親ができるサポート3つを解説」で詳しく解説しています。お子さんの算数苦手を克服するための方法を具体的に解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
理科・社会|得意な単元に絞って対策する
理科・社会では、得意分野と試験に出やすい分野の正答率を上げましょう。志望校の試験に出ない分野をいくら対策しても、得点にならなければ合格は難しいためです。
勉強分野を絞り、国語と算数に学習時間を費やすことも目的のひとつです!
志望校の出題傾向を確認して、そのなかにお子さんの得意分野がないかを確認しましょう。
また、お子さんが暗記をしたあとは、ランダムテストを出題します。こうすることで、暗記できている部分とまだ覚えられていない部分が明確になります。
小学生が成績を上げるために親が取るべき5つの行動
小学生が成績を上げるためには、親御さんのサポートも必要です。
言動ひとつでお子さんの成績が左右されるといっても、過言ではありません!
こちらでは、親御さんにおこなってほしい5つの行動を紹介します。
- 子どもとの接し方を意識する
- スマホやゲームの時間を制限する
- 学習のスケジューリングをおこなう
- 塾や学校の先生とコンタクトを取る
- 塾や学校での理解度を確かめる
順番に見ていきましょう。
なお、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5」では、親御さんのNG行動について紹介しています。ひとつでも当てはまるとお子さんの成績は伸び悩んだままになる恐れがあるので、あわせてチェックしてみてください。
1.子どもとの接し方を意識する
親御さんがお子さんに対してどのように関わるかで、その子の勉強に対するモチベーションが違ってきます。そのため、普段の接し方を意識してみてください。
親子関係を良好に保つために、親御さんが身につけたい習慣は、主に以下の7点です。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
親子の関係がよいと、お子さんの学習意欲を上げる効果が期待できます!
ぜひ7つの習慣を意識して、お子さんをサポートしてあげてください。
2.スマホやゲームの時間を制限する
スマホやゲームの時間を制限しないと、お子さんはいつまでも勉強に取り組みません!
しかし「勉強しないとスマホを取り上げるよ」「ゲームはもうさせないからね」と怒るのはやめましょう。親子の関係が悪化してしまい、お子さんが学習に集中できなくなってしまいます。
そのため、叱るのではなく、スマホやゲームの利用時間が減る環境を作ることが大切です。具体的な方法は、以下のとおりです。
- 一定時間になったらスマホやゲームができないよう設定する
- 勉強部屋にスマホやゲームを置かない
- 毎日決まった時間にスマホやゲームを預かる
学習に集中できる環境を整えてあげることで、お子さんは勉強に取り組んでくれるでしょう。
3.学習のスケジューリングをおこなう
お子さんの成績を上げるには、毎日のスケジュール管理が重要です!
スケジュールはいわば地図のようなものです。持っている地図に間違いがあれば、ゴールである「成績向上」にたどり着くのは難しいでしょう。
とはいえ、小学生がスケジュールを組み立てたり管理したりするのはハードルが高いです。そのため、親御さんのサポートが求められます。
しかし「スケジューリングってなにをすればよいの」と迷う親御さんは多いのではないでしょうか。
関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」では、スケジュールの立て方や管理方法について解説しています。ぜひご一読ください。
4.塾や学校の先生とコンタクトを取る
親御さんは、塾や学校の先生と積極的にコンタクトを取りましょう。お子さんの正確な現状を把握することが目的です。
具体的には「自分の子どもがどのくらいのレベルなのか」「あと何ヶ月でどのくらい学力を伸ばさないといけないのか」などを質問します。
なお、先生とコンタクトを取ることで、塾や学校のなかでお子さんの優先順位を上げられます。
お子さんを気にかけてくれるようになり、手厚い指導を受けられる可能性が高くなるでしょう!
とはいえ、どのようにコンタクトを取ればよいのかわからない親御さんは多いと思います。
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5.塾や学校での理解度を確かめる
親御さんは、ぜひお子さんの理解度を確かめてあげましょう。塾や学校で習った内容がきちんと定着しているか確認するためです。
具体的には、出された宿題をお子さんに解いてもらいます。その後、答えを導いた解法を説明してもらいましょう。
説明することで、お子さんの理解をより深められます。結果、知識が定着して成績アップが期待できます。
なお、答えがあっていても、解法の説明ができていなかったら再度チャレンジしましょう!
小学生が成績を上げる方法を知り、親子二人三脚で志望校合格を目指そう
小学生が成績を上げるためには、基礎固めに力を入れたり科目別の対策を練ったりするなどの工夫が必要です。ぜひ紹介したノウハウを実践して、志望校の合格を目指しましょう。
加えて、お子さんの成績アップのためには、親御さんのサポートが必要不可欠です。
中学受験は、親子二人三脚で臨むことで初めて成功します!
とはいえ、中学受験や成績アップの方法について、悩んでいる親御さんは多いと思います。
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