「中学受験に向けて算数を伸ばしたい」
「算数を伸ばすための方法が知りたい」
「親ができるサポート方法とは?」
算数に力を入れているのに、なかなか成績が伸びないと悩んでいる方は意外にも多いです。
しかし、正しい対策ポイントを理解しておけば、成績を効率よく伸ばし苦手克服が期待できます。
算数はお子さんの理解度に合った伸ばし方で学習することが大切です!
この記事では、中学受験を控えている方に向けて以下の内容を解説します。
- 偏差値別の勉強法
- 算数の伸ばし方
- おすすめの問題集
- 親御さんができるサポート
最後まで読むことで、お子さんの算数の成績を伸ばすための方法がわかります。ぜひご一読ください。

YouTubeでは、たった1ヶ月で算数偏差値を11も上げた子どもの親御さんと、工夫したポイントなどについて対談形式で解説しているので、ぜひご覧ください。
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中学受験は算数の伸ばし方が合否を分ける

中学受験では、算数の伸ばし方が試験合格に大きく関わります。特に算数と国語は中学受験において主要な2科目であり、しっかり対策することが大切です。
- 問題の配点が高い
- 授業で習った内容よりも難易度が高く差がつきやすい
理科・社会などの教科より、国語や算数の配点を高くしている学校も多いです。
たとえば、4教科の受験科目の配点が、以下のように設定されたとします。
科目 | 配点 |
---|---|
算数 | 100点 |
国語 | 100点 |
理科 | 50点 |
社会 | 50点 |
合計 | 300点満点 |
理科と社会よりも基本的な配点が高いことに加えて、全体の3割が算数の配点です。配点が高い教科は合否に影響を与えやすいため、優先的な対策が必要です。
志望校の算数の配点をチェックしておきましょう。
中学受験の算数は授業で習った内容よりも難易度が高く、点数を取ることが難しい教科です。
ほかのお子さんと差をつけやすい教科になるため、算数をどれだけ伸ばせるかが合否を分けるといえます。
【偏差値別】中学受験の算数を伸ばすための勉強法

ここでは、偏差値別で中学受験の算数を伸ばすための勉強法を紹介します。
- 偏差値40の勉強法
- 偏差値50の勉強法
- 偏差値60の勉強法
算数の実力を伸ばすには、お子さんのレベル感に合わせた勉強法を実践するのが近道です。効率的に実力を上げるためにも参考にしてみてください。
1.偏差値40の勉強法
偏差値40から50に上げるために実践すべきことは以下の2つです。
- 計算ドリルを解く
- テキストの基本問題を解く
偏差値40の段階では、計算力や基礎力を向上させる段階です。計算ドリルやテキストの基本問題を解いて、基礎力の向上を目指しましょう。
偏差値50に最短で上げるためには、繰り返しテキストを解いて計算力・基礎力を身につけることが大切です。
計算のスピードや正確さ、問題の解き方がわかるようになると算数の成績が伸びやすくなります。
関連動画「【完全イメージ化】中学受験算数完全攻略 【永久保存版】」では、算数の解き方について詳しく解説しています。効率よく解く方法を解説しているため、あわせて視聴してみてください。
2.偏差値50の勉強法

偏差値50から60に上げるために実践したいことは以下の2つです。
- テキストの類似問題を解く
- 10秒見直しする
基本問題や標準問題を完璧に理解しているなら、テキストの類似問題にチャレンジしましょう。
予習シリーズなどの問題集から似たような問題を解くことで、試験でどのような問題が出ても対応できる力が身につきます。
受験ではテキストと同じ問題は出題されないため、類似問題で対策することが大切です。
テストで点数を上げるポイントとして、問題を解いたあとの10秒見直しが有効です。
見直しのポイントは「時間をかけ過ぎないこと」と「1問まではケアレスミスも許容範囲」というスタンスです。
3.偏差値60の勉強法
偏差値60以上のお子さんの勉強法は、応用力と考える力を身につけることです。以下の方法を試してみてください。
- 基礎や標準問題を減らして応用問題を中心に解く
- 考える時間を最大限取る
- すぐに答えを見ず、ヒントを得ながら解答を探す
- 解けるか解けないかのちょうどよい問題に取り組む
応用力は基礎問題や標準問題を復習しているだけでは身につきません。お子さんのレベルに合わせた問題に取り組むことで、応用力や考える力が伸びていきます。
親御さんがちょうどよい問題を判断できない場合は、塾の講師や学校の先生に相談してアドバイスをもらいましょう。
中学受験で算数を伸ばすために意識すべきこと4選

正しい勉強法を身につけるだけでは効果が表れにくいため、以下のようなポイントを意識しておいてください。
- 勉強環境にこだわる
- 計算トレーニングを毎日する
- 基礎問題は繰り返し解く
- わからない問題は必ず先生に相談する
それぞれ順に見ていきましょう。
1.勉強環境にこだわる
算数を伸ばすためには、学習環境にこだわることが大切です。勉強環境が悪いと集中力が低下して、成績がなかなか伸びないことが起こり得ます。
具体的に意識すべきポイントは以下の通りです。
- ゲームや漫画を置かないようにする
- 携帯の通知はOFFにして電源を切る
- 部屋は片付けておく
特に小学生は自制できないので、モチベーションが環境に左右されやすいです。
算数を伸ばすテクニックも大切ですが、勉強環境にもこだわるようにしましょう。
2.計算トレーニングを毎日する
算数を伸ばすために、計算問題は毎日解きましょう。計算問題を解くスピードや正確さは、毎日解くことで鍛えられる能力です。
正確に素早く計算できればほかの問題にあてられる時間が増えるため、点数がアップする可能性があります!
さらに、計算問題が得意になれば「算数が楽しい」「他の分野も頑張りたい」とモチベーションアップの効果も得られます。
計算問題がまったく出題されない学校はほとんどありません。出力傾向の低い問題までこなす必要はありませんが、算数全体の能力を伸ばすためにも塾の宿題を活用するなどしてさまざまな問題に触れておくことをおすすめします。
3.基礎問題は繰り返し解く

算数を伸ばしたいのであれば、基礎問題の反復は欠かせません。算数は基礎ができていないと、応用問題が解けないためです。
例えば、割り算は引き算を理解していないと解けない構造となっています。
つまり、算数は応用問題になるほど、基礎的な知識や公式が必要不可欠です。
応用問題から取り組むと、解き方すらわからず学習のモチベーションを低下させるおそれがあります。「わからない」と感じたら一度基礎問題に戻る習慣を身につけ、克服できたら応用問題を解いてみるようにしましょう。
関連記事「【克服できる】中学受験の算数が壊滅的にできない4つの理由!対策法を現役塾講師が解説」では、算数ができない原因を解説しています。
何から取り組めば良いかわからないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

4.わからない問題は必ず先生に相談する
算数を伸ばしたいのであれば、わからない問題が出た時は理解できるまで先生に相談しましょう。基礎ができていないと、成績が伸びにくいからです。
わからない問題を放置していると、その後に習う分野でつまづくことになります。
特に小学3・4年生は、中学受験で出題される問題に必要な基礎的な要素ばかりです。
算数を伸ばしたいのであれば、わからない問題は放置せずにすぐに改善しましょう。
中学受験の算数の伸ばし方|3つの力を身につける

中学受験の算数を伸ばすには、3つの力を身につけることが求められます。
- 正確に早く答えを出す計算力を身につける
- 解き方をひらめくための基礎力を身につける
- 未知の問題に対応できる応用力を身につける
志望校の合格に大きく近づけるよう、1つずつ身につけておきましょう。
1.正確に早く答えを出す計算力を身につける
計算力とは以下の3つのことを指します。
- スピード
- 正確さ
- 工夫できる
計算力を身につけるために、基本問題を繰り返し復習しましょう。計算ドリルやテキストの問題を繰り返し解くことで、計算力が身についていきます。
また、計算力を上げるためのコツは、楽に計算できないかを考えることにもつながります。
例えば、125✕99という計算をするとき、125✕100を計算して125を引くという発想ができれば計算スピードを大幅に短縮できるといったイメージです。
2.解き方をひらめくための基礎力を身につける
算数を解くための基礎力とは以下の2つを指します。
- 文章から図を作成できる読解力
- 解法が3秒以内にわかる
算数では線分図や旅人算など、文章内に人や時間、距離、お金などさまざまな情報が含まれる問題があります。
頭の中で考えるだけでは、扱う数字を間違えてケアレスミスにつながるかもしれません。そのため、間違いなく問題を解くには、文章内の情報から図を作成できる読解力が必要です。
中学受験では文章問題が多く、図に整理できないと解けないことがあります。
さらに、試験問題をすべて解答するためには、1つの問題に使う時間を短縮することも大切です。テキストの基本問題をランダムに問いていき、すぐに解法が思い浮かぶように学習を繰り返しましょう。
3.未知の問題に対応できる応用力を身につける
応用力とは未知の問題に対して解き方を模索して解く力のことです。
身につけるためには、以下の5つのテクニックが必要です。
- 基礎問題の勉強量を減らす
- 難しすぎる問題をすぐに解かない
- 解けるか解けないかくらいの難易度の問題を解く
- すぐに答えを見ない
- 文章の内容を図に直してひらめきを大切にする
応用力は基本問題を解く数を減らし、考える時間を最大限取ることで身につきます。自分に合ったレベルの問題に対して、答えを見ずに解き方を模索することを繰り返しましょう。
応用力が身につけば、どのような問題にも対応できるようになります。
算数が得意になる方法について、関連記事「【超有益】算数が得意になる方法を5ステップで解説!親ができるサポートやおすすめアプリも紹介」でも解説しています。
算数を伸ばす方法について理解が深まるため、ぜひご一読ください。

中学受験における算数を伸ばすためのおすすめ問題集

中学受験の算数を伸ばすためにおすすめな問題集は以下の3つです。
- けいたくチャンネル
- 予習シリーズ
- 中学入試でる順
けいたくチャンネルは中学受験算数・高校受験数学を基礎から応用まで全単元配信しているYouTubeチャンネルです。
スタディカフェという関連サイトから授業プリントや過去問を無料ダウンロードできるため、受験対策に役立ちます。
予習シリーズは中学受験塾「四谷大塚」が出している中学受験向けテキストです。内容が充実しており、例題に対して解き方を細かく丁寧に解説しているため、自学自習に役立ちます。
基礎を学習するならけいたくチャンネルや予習シリーズがおすすめです。
「中学入試でる順」は中学入試の過去問集で、入試レベルの問題を解く力が身につきます。基礎ができたら、入試対策で過去問もしっかり解いておきましょう。
また、私の公式LINEでは苦手克服から受験対策まで網羅的に解説した電子書籍「算数完全攻略」を無料で配布しています。練習問題だけでなく解き方のコツも解説しているため、算数の成績を効率よく伸ばしたい方は、友だち登録して受け取ってください。

中学受験の算数を伸ばすために親御さんができるサポート5選

算数を伸ばすには、お子さんの努力はもちろん親御さんのサポートがあると、より効率的に成績アップが目指せます。
- 問題の解き方を説明させる
- 実力に合った勉強をさせる
- スケジュール管理を徹底する
- お子さんと一緒に志望校を見学する
- 勉強に前向きに取り組める塾を選ぶ
ライバルに負けないようにするには、親子で中学受験に取り組むことが必要です。仕事や家事などで忙しいなかにはなりますが、ぜひ実践してあげてください。
1.問題の解き方を説明させる
親御さんのできるサポートとして、子どもから算数の解き方を説明してもらうことが有効です。算数の解き方や知識を定着させるためには、次の3ステップを踏む必要があります。

学力向上までの3ステップの内、子どもの力だけで到達できるのは2ステップ目の「できる」までです。
試験で正解できる「点になる」に到達するためには、人に算数の解き方を説明できなければいけません。
人に説明できるようになれば、知識が定着して「わかったつもり」を脱却できます。
親御さんが「どうしてこの答えにたどり着いたの?」などと質問し、お子さんに解法を説明してもらってください。
2.実力に合った勉強をさせる

お子さんの学習レベルに合わせて勉強内容を設定しましょう。実力に見合わないと問題が解けず、学習モチベーションが低下するためです。
たとえば過去問対策では、本命の志望校よりも偏差値が低い学校の過去問から取り組むのがおすすめです。難しすぎて太刀打ちできなければ、過去問対策に取り組んでも高い効果は見込めないためです。
最初から志望校の過去問に挑戦しなくても構いません!
算数は基礎を固めることが何よりも重要な教科です。最初から高い目標を達成しようとせず、コツコツと実力をつけていきましょう。
3.スケジュール管理を徹底する
中学受験の算数は勉強範囲が膨大なため、計画的に学習を進める必要があります。お子さんだけでは勉強の優先度や進捗管理が難しくなる可能性が高く、親御さんの協力が欠かせません。
算数はテキストや配布プリントも多くなる傾向にあるため、しっかりと計画を立てて勉強に向かわせましょう。
スケジュールを作成するときのポイントは以下の5つです。
- 計画を紙に書く
- スケジュール表に優先度が低い宿題は含めない
- 直近の目標と今週やるべきことを書く
- 現実的な目標を書く
- やるべきことを1日単位で管理する
中学受験に合格するため、計画的なスケジュールを作成しましょう。
計画を紙に書くと、紙に書いていない人よりも成果が10倍以上変わるという研究結果も出ています。
詳しいスケジュール管理方法は、関連記事「【ダウンロード可】中学受験の勉強スケジュールを管理するコツ5選!注意点を解説」にて紹介しています。
スケジュール管理の方法が知りたい方はぜひご一読ください。

4.お子さんと一緒に志望校を見学する
中学受験で算数を伸ばすために、お子さんの行きたい学校を見学する機会を作ってあげることが効果的です。
「ここへ行きたい」と子どものモチベーション向上につながるため、自ら進んで勉強に取り組めるようになります。
モチベーションが上がれば、算数も含めてさまざまな科目の成績が上がりやすくなる傾向です。
特に算数は受験では必修科目です。中学受験に成功したいのであれば、志望校見学は必ずしてください。
5.勉強に前向きに取り組める塾を選ぶ
お子さんのやる気を引き出せる塾を選ぶと、算数の成績が伸びやすくなります。子どもは大人よりも環境に左右されやすい特徴があるためです。
特に、お子さんの憧れの存在となれるような講師が指導すると、前向きに勉強できるようになります。
講師によってお子さんの合否が分かれるといっても過言ではありません!
算数の成績を上げるために塾に通う際は、ブランドだけでなく校舎の評判や講師の質に着目しましょう。受講相談をしたり、実際に通っている方の口コミを参考にしたりするのがおすすめです。
中学受験は算数の伸ばし方を身につけて合格を目指そう

中学受験に合格するには、算数の伸ばし方が重要です。授業で習った内容より難易度が高くなるため、対策していなければほかのお子さんと差がつくでしょう。
とはいえ、お子さんの理解度に合わせて正しく勉強すれば、算数の成績をしっかり伸ばせます。
私の公式LINEでは、算数が得意になるための方法をまとめた電子書籍「算数完全攻略」を無料プレゼントしています。
たった2ヶ月で算数の模試で50点も成績を上げた子がいるほど有益な情報がつまっているので、お子さんの成績アップに役立つはずです!
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