「中学受験の直前にしたほうがいいことはある?」
「親ができるサポートについて知りたい」
「直前期にやってはいけないことは?」
中学受験の直前期は、合格を目指す受験生にとって、追い込みとなる重要な時期です。しかし、具体的にどのような勉強をすればよいかわからない方が多いのではないでしょうか。
入試本番で実力を発揮できるように親御さんのサポートも重要です!
そこでこの記事では、中学受験の直前期の過ごし方について悩んでいる親御さんに向けて、中学受験のプロが以下の内容を解説します。
- 中学受験直前期の過去問の取り組み方・科目別の対策ポイント
- 生活面で意識したいこと
- 保護者ができるサポート
- 合格率アップのテクニック
具体的な方法を紹介しているので、最後まで読んで参考にしてください。

なお、YouTubeでは直前期に日能研偏差値37だったのに、偏差値47多摩大目黒中に合格した方法について解説しているので、ぜひ視聴してみてください。どのような対策をして合格できたかを、親御さんとの対談形式で紹介しています。
なお、私の公式LINEでは中学受験の合格を勝ち取るための情報を発信しています。
「成績をアップさせたい」「中学受験で合格を目指している」と考えている親御さんは必見です。
友だち追加するだけで受け取れる特典は、中学受験の攻略につながる超有益情報を詰め込んでいます!もちろん無料なので、以下のボタンから公式LINEに登録してプレゼントをお受け取りください。
中学受験直前期の過去問の取り組み方2選

中学受験直前期には、過去問対策が欠かせません。効果を最大化させるために、以下のような取り組み方をしましょう。
- 時間制限を設ける
- 合格最低点を目指す
1つずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.時間制限を設ける

直前期に過去問対策をするときは、時間制限を設けましょう。
10月までは時間制限なしで確実に合格点を取れる力をつけるべきですが、直前期には時間内に解き終わることを意識すべきです!
受験する学校によっては、科目ごとに問題数が異なることがあります。たとえば、国語なら30問なのに算数なら35問が出題されるといったイメージです。
対策の段階で時間配分の戦略を立てて「時間が足りなくて問題にたどりつけなかった…」という状況を回避できるようにしておきましょう。なお、過去問対策の際は緊張感を持って取り組む癖をつけると、試験当日は落ち着いて試験に臨めます。
2.合格最低点を目指す

過去問対策で、満点を目指す必要はありません!
合格最低点を突破できるための目標点数を、科目別に設定しましょう。
たとえば、得意な算数は少し高めに90点にして苦手な理科は50点にするなど、トータルで合格最低点をクリアできるように目標設定をしておいてください。
とはいえ、現段階で合格最低点に到達していない場合には、気持ちが焦ってしまいますよね。そのような方は、関連記事「【プロが解説】中学受験の過去問が合格最低点に届かない!おすすめの対策法を7つ紹介」をあわせてご確認ください。
具体的な対策法を紹介しているので、お子さんの性格にあった手法を試すことで、最低点突破を目指しましょう。

【科目別】中学受験直前期の対策ポイント

中学受験では、科目別に成績アップするための対策が異なります。一辺倒になっていないかを、ここで確認しておきましょう。
- 国語|覚える漢字は絞り込む
- 国語|読解法を完璧に身につける
- 算数|出題傾向の高い計算問題を解く
- 理科・社会|得意な範囲だけを取り組む
科目別の攻略方法を知っておくことで、直前期でも成績がぐっと上がる可能性が高まります。
1.国語|覚える漢字は絞り込む

漢字があまり得意でないお子さんは「出る順「中学受験」漢字1580が7時間」の、ランクAに掲載された540字に絞りこんで覚えましょう。
よく出る漢字だけに絞ることで、効率的に覚えられるからです。
出題傾向の低い漢字はライバルも間違えることが多いので、周りと差がつきにくいです!
出題範囲すべてとなる2,000の漢字を直前期に復習して完ぺきに覚えるくらいなら、他の分野や教科に勉強時間を割いて得点アップにつなげるほうが効率的です。
2.国語|読解法を完璧に身につける
国語は読解法を身につけられれば、短期間で偏差値をアップ可能です。
私の生徒に読解法を伝授したところ、多くのお子さんが短期間で偏差値10アップしました!
オンライン個別塾で私が実際に教えている読解法は以下のとおりです。物語文や説明文を解く際に役立つので、ぜひ実践してみてください。

「誰の気持ちか?」「どのような気持ちか?」「なぜその気持ちになったか?」の3つの要素を書き出しておくことで、迷わずに問題を解けるようになります。
その際、自分の頭で考えないことを徹底してください。本文中から「ほぼ抜き出して書く」ことが重要です。

国語で出題される問題は、100人いても100人が全員納得できる選択肢が答えです。正しい答えを導けるよう、主観が入らないようにするのが国語攻略のポイントです。
なお、国語の読解テクニックについては、関連記事「中学受験の国語の読解テクニック10選!意識すべきポイントや成功事例を解説」でも紹介しています。伸び悩んでいる親御さんはぜひご覧ください。

3.算数|出題傾向の高い計算問題を解く

算数を伸ばすには、志望校でよく出題されている計算問題を解くことが必要です。
毎年出ている問題を把握して、似た問題を中心に対策しましょう!
直前期では、苦手分野の克服に時間を割くよりも、出題傾向の高い問題に絞って対策したほうが効率的に点数化ができます。「志望校に余裕で受かりそう」というお子さん以外は、着実に点数化につながる計算を解きこなせるようにしておきましょう。
中学受験では、範囲を絞り込んで学習するのが成功の鍵を握っています。
なお、算数の偏差値の伸ばし方については、関連記事「【塾講師直伝】中学受験の算数の偏差値の伸ばし方!偏差値別の勉強法や親御さんのサポート方法を解説」でも紹介しています。あわせてご覧ください。

4.理科・社会|得意な範囲だけを取り組む

4科目受験を予定しているお子さんは、理科と社会で取り組む範囲は得意な分野に絞り込みましょう。苦手分野は理解するのに時間がかかり、点数化するまでに時間がかかります。
得意分野の点数をさらに伸ばすイメージで優先して対策することで、合格点を目指すのが効果的です。
計算問題が得意なら「物理と科学」、暗記が得意なら「地学と生物」に絞るのが得策です!
このように、直前期ならではの対策法を知っておくと、現時点で過去問の合格最低点に到達していないお子さんでも志望校合格を目指せます。
なお、ここで紹介した科目別の受験対策方法はほんの一部で、公式LINEではさらに具体的な方法を公開しています。親御さんからは「塾では教えてもらえないゆうた先生のやり方で、成績アップができた」と好評いただいているほどです。
志望校合格に向けて、仕事も育児も忙しいなか情報収集をする親御さんを応援したいので、すべて無料でプレゼントしています。
以下のボタンから友だち追加するだけで無料で受け取れるプレゼントを、ぜひお受け取りください!

【生活面】中学受験直前期に意識したい3つのこと

中学受験直前期では、勉強のほかに生活面でも気をつけて欲しいことがあります。
- 睡眠時間を確保する
- 体調管理を徹底する
- ストレスを溜めこまないようにする
お子さんの実力を高めるためにも、意識しておいてください。
1.睡眠時間を確保する
直前期には、睡眠時間を確保しましょう!
睡眠時間が不足することで、集中力が低下し、記憶が定着しにくくなります。また、睡眠不足では体調を崩しやすくなり、万全な状態で勉強に取り組めません。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド」では、小学生の理想の睡眠時間は9~11時間とされています。
とはいえ、中学受験をする小学生に11時間の睡眠を確保するのは困難でしょう。少なくとも9時間は寝れるようにスケジュールを立ててあげてください。
睡眠時間については、関連記事「【ここで差がつく】中学受験対策は睡眠時間の確保が重要!質を高めるポイントも解説」で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

2.体調管理を徹底する
直前期には、風邪をひかないように体調管理を徹底しましょう。入試シーズンは、風邪だけではなくインフルエンザなどの感染症が流行する時期です。
入試当日に自分の実力を最大限に発揮するためには、万全な体調で臨む必要があります。
外出する際にはマスクを着用したり、手洗いうがいを徹底したりして、体調管理に努めましょう。
家族内で感染症が流行しないよう、家族全員で徹底してくださいね!
3.ストレスを溜めこまないようにする
中学受験直前期には、お子さんも保護者の方も緊張から精神的負担が大きくなります。入試までのカウントダウンが始まれば、さらなる緊張感から大きなストレスとなるかもしれません。
そのため、息抜きの時間を設けるようにしましょう。たとえば、Xでは毎日10分程度の家族時間で、ストレス解消を試みていた親御さんがいました。
休息時間に好きなおやつを食べたり、時間を決めて好きなゲームをしたりと、気分転換できる時間をつくりましょう!
中学受験直前期に保護者ができる3つのサポート

中学受験直前期は、お子さんが勉強に集中できるよう、親御さんは以下のようなサポートが求められます。
- 勉強スケジュールの管理
- 受験スケジュール表の作成
- 出願書類の管理・提出
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.勉強スケジュールの管理
毎日の勉強スケジュールを管理してあげましょう。小学生のお子さんが受験勉強をこなしながらスケジューリングするのは困難です。
以下のような手順で計画を立ててください。
- スケジュール表に1週間の予定を組み立てる
- 毎日の予定をスケジューリングする
- 1日の終わりに計画通りにできたか振り返る
1週間のスケジュールを立てる際には、中学受験の入試日に向けて今何をすべきかを、お子さんと話し合いながら決めましょう。
なお、スケジュール表を無料で配布しています。
以下のボタンから友だち追加後に「計画」と打ち込んでいただければ、すぐに受け取れるので、活用してみてください。
\ LINE登録で電子書籍4冊プレゼント /
2.受験スケジュール表の作成
各学校で出願スケジュールや入試日程が異なるため、受験スケジュール表の作成をしておきましょう!
受験スケジュール表には以下のような内容を記載して、漏れがないようにしてください。
- 小学校に報告書(調査書)の作成を依頼した日
- 報告書の受け取り予定日
- 願書に貼る写真の撮影予定日
- 写真の受け取り予定日
- 願書の提出期間・提出方法
- 受験料の払込期間・期限
- 入試日時(集合時刻を記載)
- 入試当日の送り迎えの時間
- 合格発表日時
- 合格発表の方法
- 入学手続き期間
- 入学予定者の登校日
頭のなかだけで把握しようとすると、漏れが起こる可能性があります。また、プライベートや仕事の予定と混同したスケジュールでは、優先して取り組むべき事項が埋もれるかもしれません。
入試が近づいてから慌てないように、スケジュールを把握しておきましょう。
3.出願書類の管理・提出
学校によって出願方法や条件が異なるため、出願書類にすべて目を通して、提出までの作業の流れを確認しておきましょう。
出願に必要な書類は入試説明会や公式ホームページなどから入手可能です。
受験スケジュール表に必要な書類、いつまでに提出する必要があるかなどを記載して漏れがないようにしましょう。
お子さんの頑張りが水の泡とならないよう、出願書類は余裕を持って提出できるように準備しておいてください。
中学受験直前期に効果的!合格率アップのテクニック2選

ここでは、中学受験直前期に合格率をアップさせるためのテクニックを紹介します。
- 発揮力を伸ばす
- 2科目受験に変更する
合格率を上げるには、学力アップ以外にも目を向けることが大切です。それぞれ詳しく解説するので、必要に応じて実践してみてください。
1.発揮力を伸ばす

中学受験直前期には、発揮力を伸ばすのが合格率アップに直結します。たとえ、実力が志望校のレベルに到達していなくても、発揮力でカバーできることがあるからです。
なお、発揮力は入試問題の回答の順番を工夫することでも高められます。
漢字問題から解く、応用問題は後回しにするなど、細かなテクニックで志望校合格を目指しましょう。
2.2科目受験に変更する

中堅校を狙っている場合で、4科目受験に限界を感じているなら、2科目受験に変更するのがおすすめです。
国語・算数に絞って成績を伸ばす方が効率的です!
理科・社会が得点源となっているなら4科目受験でも問題ありませんが、そうでない場合には2科目受験のほうが狭く深く勉強ができることが実力アップにつながります。
直前期には、いかに効率よく勉強できるかを重視して、志望校合格を目指すことが求められます。
中学受験の直前期は適切な対策で合格を目指そう

中学受験の直前期には、過去問の取り組み方や科目別の対策方法など、ポイントを押さえた学習が必要です。
生活面では睡眠時間や体調管理を徹底して、万全の状態で入試本番に臨めるように心がけてください。
直前期ならではの対策で、志望校合格までを走り切りましょう。
とはいえ「過去問対策に不安が残る」「このままの状態で学習を進めていいのか」などと、不安を感じる親御さんは多いのではないでしょうか。
そのような方は、受験のプロに相談するのがおすすめです。
私の公式LINEでは不定期ですが、個別相談会の案内を配信しています!
お子さんの性格を見極めてオーダーメイド感覚での勉強法の提案が可能です。次回の案内に間に合うよう、以下のボタンから友だち登録を済ませておいてください。