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【小学生向け】家庭学習は何をすればいいの?5つの勉強法を現役塾講師が解説

「小学生から家庭学習をさせるメリットはあるの?」
「家庭学習って何をさせればいい?」
「子どもがなかなか家で勉強してくれない…」

小学生から家庭学習に力を入れることで、勉強の習慣が身についたり、家族間のコミュニケーションが増えたりします。

とはいえ、家庭学習で何をすればいいのかわからない親御さんは多いのではないでしょうか。

「宿題だけでいいのか」「どのくらいの時間をかけるべきなのか」など、疑問点は多いですよね。

この記事では、小学生の家庭学習について、以下の内容を解説します。

  • 家庭学習を行うメリット
  • 家庭での勉強方法
  • 効果を高める秘訣
ゆうた

最後まで読むことで、お子さんの成績アップや志望校合格などの効果が期待できるでしょう!

「子どもにあった勉強のやり方を知りたい」「親ができるサポートをしてあげたい」と考えている方は、ぜひご一読ください。

執筆者情報

なお、私の個別指導を受けて、勉強をしなかった子が主体的に学習するようになった事例があります。詳しくは対談動画「【生徒実績】子どものやる気ない親もイライラの状態から主体的に勉強するように!」をご覧ください。

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そもそも家庭学習はなぜ必要なの?3つの目的を解説

学校や塾で勉強しているのに、どうして家庭学習が必要なのか疑問に思う方もいるでしょう。そこでここでは、家庭学習の目的を解説します。

  1. 勉強する習慣が身につけられる
  2. 学力向上が期待できる
  3. 計画力が育まれる

とくに小学生のうちから力を入れれば将来に役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

1.勉強する習慣が身につけられる

決まった時間に勉強することで、自然と学習習慣が身につきます。小さい頃から習慣化すれば、成長したときにでも役立ちやすいです。

たとえば、高校・大学入試の際、自主学習ができるお子さんは、第一志望に合格しやすい傾向にあります。

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大人になったときでも、資格取得や社内テストなどで学習をする機会は多いです!

小学生から勉強習慣が身についていれば、努力を苦に感じなかったり、進路の可能性が広がったりなどのメリットを享受できます。

小学生のお子さんをお持ちの親御さんは、ぜひ家庭学習に力を入れてましょう。

関連動画「【中学受験のストレス99%減】親の代わりに僕から子どもにアドバイス12選【親子の仲介】」では、勉強に対するやる気を引き出すアドバイスを私からお子さんに伝える形で解説しています。

家庭学習での具体的な関わり方についても解説しているので、参考にしてみてください。

2.学力向上が期待できる

小学生のうちに継続することの重要性を知ってもらえるのは、家庭学習の魅力でしょう。

家庭学習を継続することで、以下の効果が見込めます。

家庭学習を継続する効果
  • 学校や塾での成績がアップする
  • テストや模試で解ける問題が多くなる
  • 授業中にいきなり当てられても答えられる
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毎日コツコツ勉強することで、学習力の向上が見込めます

「がんばったら成果が出るんだ」とお子さんに思ってもらえるのは、大きなメリットです。勉強の必要性を感じてもらえるため、机に向かう時間が自然と増えていくでしょう。

3.計画力が育まれる

スケジュールを立てる力が身につくのは家庭学習のメリットとして挙げられます。現在の課題をどう克服するかについてを具体的に考える機会を持てるからです。

たとえば、算数で70点以上取ることを目標にすると、基礎問題は絶対に落とせないことがわかります。そこで、計算問題を重点的に対策する必要があると考え、計画を立てるといったイメージです。

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このような具体的な対策を自ら繰り返すことで、計画力が身に付いていきます。

学校や塾では、先生がスケジュールを考えてくれることが多いでしょう。計画力を身につけるためには、家庭学習での対策が効率的です。

家庭学習で何をすればいいのか迷ったときに試したい勉強方法5選

家庭学習でどのような内容を勉強するかに迷う親御さんもいるでしょう。

決められないときには、以下の5つのなかから実践してみてください。

  1. 優先順位を見極めて学習を進める
  2. 基礎固めを行う
  3. 解答までの過程を説明させる
  4. 得意な分野と試験に出やすい分野を学習する
  5. 過去問対策をする

「どんな勉強をさせればいいのかわからない」「宿題だけでもいいよね」と思っている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。

1.優先順位を見極めて学習を進める

小学生のお子さんの家庭学習では、緊急ではないものの重要度の高い内容を勉強しましょう。

具体的には以下のような内容から取り組むのをおすすめします。

優先度の高い学習
  • 塾の授業の復習
  • 苦手克服につながる勉強
  • 成績アップにつながる宿題
  • 志望校の過去問対策

これらの学習は、成績アップに直結するため欠かせません。

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学校の宿題や明日までの課題は緊急性は高いですが、成績向上にはつながりにくいです!

まずは、優先度の高いものから着手していき、最短での成績アップを目指しましょう。

なお、多すぎる宿題をどうしたらいいか悩んでいる方は、関連動画「宿題代行サービスを使うと成績が伸びます|vol.012」を確認してみてください。

2.基礎固めを行う

基礎ができていることで、応用問題を解けるようになります

とくに小学生で学習する範囲は中学・高校でも使用します。

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将来を見据えて、いまのうちからしっかりと基礎を固めておくことが重要です!

具体的な学習方法として、授業の復習をしたり、基礎問題が載っている問題集を解いたりすることをおすすめします。

3.解答までの過程を説明させる

解答までの過程を言語化することで、お子さんの理解をより深められます。

「わかる→できる→点になる」の3つのステップを踏むことで、成績は伸びていくためです。

学習向上の3ステップ
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解答までの過程を説明させることで、お子さんを「点になる」状態へと持っていけます

まずは塾や学校で出されている宿題をお子さんに解いてもらってください。続いて、その問題の解法をお子さんに口頭で説明してもらいましょう。

答えがあっていても、説明ができていなかったら「できる」までしか脳に定着していないということです。「点になる」まで理解を深められるよう、再度口頭での説明をチャレンジしてもらいましょう。

4.得意な分野と試験に出やすい分野を学習する

得意分野と試験に出やすい分野を学習することで、テストや模試などの正答率を上げられます。志望校の試験に出ない分野をいくら対策しても、得点にならなければ合格は難しいためです。

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得意分野を勉強すれば、お子さんのモチベーションを維持できるでしょう

なお、この方法は中学受験の対策としてもおすすめです。志望校の出題傾向を確認して、そのなかにお子さんの得意分野がないかを確認してみてください。

5.過去問対策をする

中学受験を視野にいれているのなら、過去問対策がおすすめです。

大手予備校の東進によると、過去問を1年分やると合格率が3%変わるというデータがあります。

なお、正しい過去問対策の方法は、主に以下のとおりです。

正しい過去問の対策方法
  • 小学校6年生の夏までに取り組む
  • 10年分を2周解く
  • 間違えた問題は理由も記録する
  • B5かA4に拡大コピーして解く
  • 最初のうちは時間制限なしで解く
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どの方法も多くの生徒が短期間で偏差値10アップの成果を出した
効果実証済みのもの
です!

なお、関連記事「【99%の人が知らない】中学受験の過去問対策ノウハウ20選」では、この記事で紹介しきれなかった過去問対策の方法を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

【99%の人が知らない】中学受験の過去問対策ノウハウ20選効果・実績実証済みの中学受験の過去問対策ノウハウ20選。今偏差値が低くても志望校に合格するためのとっておきのノウハウを詰め込みました。...

家庭学習の効果を高める5つの秘訣

家庭学習の効果を高めるには、以下5つの方法を意識しましょう。

  1. やる気を高める声かけを意識する
  2. 集中できる環境に整える
  3. 現在の成績を把握する
  4. 勉強スケジュールを立てる
  5. 学力に見合った教材を用意する

実践することでお子さんの成績アップが期待できるので、ぜひチェックしてみてください。

1.やる気を高める声かけを意識する

お子さんの学習効果を高めるためには、親御さんの言動が重要です。親子関係が良好でないと、家庭での勉強に身が入りません。

たとえば「勉強しなさい」と叱っても、なかなか学習に取り掛かるお子さんは少ないでしょう。

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仮に勉強したとしても、仕方なく行っている状態なので、成績アップの効果は期待できません

親子関係を良好に保つには、以下の7つの習慣を意識します。

良好な親子関係を保つ習慣
  • 傾聴する
  • 支援する
  • 励ます
  • 尊敬する
  • 信頼する
  • 受容する
  • 意見の違いを交渉する

特に、お子さんの意見を聞いてあげる姿勢(傾聴する)は大切です。勉強のモチベーションを高めるためにも、意識してみてください。

今日から7つの習慣を普段の言動に取り入れ、お子さんの家庭学習をサポートしてあげてください。

2.集中できる環境に整える

小学生のお子さんに勉強に取り組んでもらうためには、誘惑を排除する仕組み作りが大切です。

具体的な方法は、主に以下のとおりです。

誘惑を排除する仕組み作りの例
  • 1時間でゲームの電源が切れるようにする
  • 勉強部屋にマンガやスマホを置かない
  • 毎日決まった時間にテレビを消す

環境を整えることで、お子さんが自然と自分から勉強するようになるでしょう。

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親御さんは「勉強しなさい」と叱る必要性がなくなるので、両者にとってメリットがあります!

なお、家庭での学習環境を整えるのが難しい場合は、塾の自習室や図書館などの集中できるスペースを活用するのもおすすめです。

3.現在の成績を把握する

「自分の子どもがどのくらいのレベルなのか」「あと何ヶ月でどのくらい学力を伸ばさないといけないのか」などを確認しましょう。

お子さんの状況によって、家庭学習の内容が異なってくるためです。

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現状を把握するには、塾や学校の先生と積極的にコンタクトを取ることをおすすめします!

お子さんの学習状況を親御さん以上に理解している存在なので、コミュニケーションを取ってつまずいているポイントなどを教えてもらってください。

4.勉強スケジュールを立てる

スケジュールの大切さを例えるなら、冒険における地図のようなものです。

お子さんが持っている地図に間違いがあれば、ゴールである成績アップや志望校合格には到達できません

しかし、小学生のお子さんがスケジューリングをするのは難しいです。

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親御さんがサポートし、家庭学習のスケジュールの組み立て・管理を行ってあげましょう

とはいえ、スケジューリングの方法を知っている親御さんは少ないかもしれません。

具体的なノウハウは、関連記事 「【ダウンロード可】中学受験の勉強スケジュールを管理するコツ5選!注意点を解説」にて紹介しています。

「目標の立て方がわからない」「塾や学校の宿題は含めるべきなのか」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

【ダウンロード可】中学受験の勉強スケジュールを管理するコツ5選!注意点を解説 「中学受験の勉強スケジュールの立て方がわからない」「勉強スケジュールを計画する時に親が気を付けてあげるべきポイントは?」「中学受験をす...

5.学力に見合った教材を用意する

お子さんの実力にあった教材選びは家庭学習をするなら欠かせません。学力に見合わない問題を解かせると、勉強への苦手意識が出てしまうからです。

例をあげるなら、小学2年生に6年生の問題を解かせるようなイメージです。十分に理解できていない状態で学習すれば、知識として内容が脳に定着することを期待できません。

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家庭で志望校の過去問対策に取り組むなら、現在の偏差値+5~8レベルを選択しましょう。

どんなに興味のある分野でも、実力に伴わない教材はお子さんのモチベーションダウンにもつながります。親御さんが選ぶ際には、実力を把握したうえで購入してください。

家庭学習をする小学生におすすめの教材3選

家庭学習での活用におすすめしたい教材は以下の3つです。

  1. 自由自在シリーズ
  2. 四谷大塚 予習シリーズ(四谷大塚出版)
  3. 中学入試まんが攻略BON!シリーズ(学研教育出版)

それぞれの教材が向いているお子さんの特徴についても解説していきます。

1.自由自在シリーズ

出典元:自由自在 – スペシャルコンテンツ

料金3,135円(教材によって価格差あり)
特徴・幅広い内容かつ図表や写真でわかりやすい解説がされている
・予習や復習で使いやすい
・合格者が一番使用していたと言われる教材

自由自在は基礎から難関受験レベルまで、幅広い内容かつ図表や写真でわかりやすい解説がされている教材です。

わかりやすいので復習はもちろんのこと、予習の教材として活用できます。

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家庭学習だとどれだけわかりやすいかが重要なポイントです。

すべてが網羅されていて、2,700万部で合格者が一番買っている実績もあるので家庭学習に最適な教材と言えます。

2.四谷大塚 予習シリーズ(四谷大塚出版)

出典元:中学受験の四谷大塚|ベストセラー教材 予習シリーズ

料金2,000円前後(教材によって価格差あり)
特徴・小学1~6年生までの範囲を網羅的に学習できる
・四谷大塚のカリキュラムが使用されていて学力が向上しやすい
・各単元をじっくり勉強できる

小学1~6年生の内容を高度な内容まで段階的に学習したい人におすすめです。

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四谷大塚独自のカリキュラムが組み込まれていて、中学入試を突破できる学力が付くのが見込めます。

各単元をもっと深掘りして勉強したいお子さんにぴったりな教材です。

3.中学入試まんが攻略BON!シリーズ(学研教育出版)

出典元:中学入試まんが攻略BON!

料金1,320円
特徴・まんが形式で楽しく学習できる
・教科書が苦手で楽しみながら学びたい人に向いている
・重点ポイントにマークが付いている

中学入試まんが攻略BON!シリーズは楽しく学びたいお子さん向きです。

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漫画を読むことが勉強につながるので、モチベーションが上がらないときや学習をスタートする際の導入として活用してもいいですね!

「勉強が楽しいと思ってほしい」「挫折させたくない」と思っている親御さんに検討してほしい教材と言えます。

家庭学習に力を入れる際の3つの注意点

これから家庭学習をスタートさせようと考えているのなら、以下の3つを意識しましょう。

  1. 無理に勉強させようとしない
  2. 教材を無計画に買い与えない
  3. 根を詰めすぎない

お子さんに家庭学習を頑張ってほしいと思う親御さんの気持ちが先走れば、やる気を失わせる可能性があります。

その気持ちがお子さんにとってプレッシャーとなるかもしれないので、注意点を確認しておいてください。

1.無理に勉強させようとしない

家庭学習をする際には、無理やり勉強に取り組ませようとしてはいけません。無理強いすることで、お子さんのやる気が低下する可能性があります。

「○○しなさい」「なんでしていないの?」などと、子どもの意欲が失せるような声かけは逆効果です。

ゆうた

小学生はモチベーションが言葉や環境で変化しやすい傾向にあるため、親御さんの声かけがトリガーになることもあります。

なお、関連動画「【中学受験】わが子の成績を伸ばした保護者の事例7選【実際に偏差値10以上伸びた実例】」では、親御さんが成績アップのためにお子さんにしたサポートを紹介しています。短期間で偏差値アップする秘訣を知りたい方は、参考にしてみてください。

2.教材を無計画に買い与えない

参考書や問題集を「とりあえず」という気持ちでたくさん購入するのは避けてください。どんなにこなしても終わらない問題集に、お子さんはプレッシャーを感じることになるからです。

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広く浅く対策するより、1つずつ完璧に理解するほうが重要です。

また、学校の授業の理解度を深めたいのか、中学受験を目指したいのかによっても選ぶ教材は異なります。家庭学習の目的を明確にしたうえで、教材を購入しましょう。

3.根を詰めすぎない

勉強することはもちろん大切ですが「やらなければいけない」と、プレッシャーを感じないように注意しましょう。

休む暇もないようなスケジュールでの家庭学習では、集中力が持続せず、結果的に「脳に定着しにくい」勉強となる可能性があります。

ゆうた

子どもの集中力は長くても40分程度と言われているので、こまめに休息を挟んであげてください。

また、感受性豊かな小学生のうちにさまざまな経験を積むことで、心と体の両方の成長に良い影響を与えますときには休息がてら家族で外出するなどして、メリハリをつけられるようにしましょう。

家庭学習で何をすればいいのか知り成績アップを目指そう

家庭学習に取り組むことで、勉強習慣が身につくなどのメリットを享受できます。小学生から行うことで、成長して大人になった際にも役立つでしょう。

ゆうた

家庭学習で何をすればいいのか迷った際には、基礎固めや過去問対策などをしてみてくださいね

とはいえ、お子さんの勉強について悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。私の公式LINEでは、お子さんに適した学習方法がわかるノウハウをお伝えしています。

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