「小学生から塾に通わせる必要はあるのかな?」
「中学受験をしなくても、入塾の効果はあるの?」
「うちの子が塾に行ったら成績が伸びるか気になる」
学年が上がるにつれて、塾に通い出す小学生が増えていく傾向にあります。そのため「うちの子も塾に行かせたほうがよいのか」と悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
とはいえ、小学生に塾が必要なのか疑問に感じますよね。「中学生や高校生になってからでも遅くはないのでは」と考える方もいるでしょう。
この記事では、塾に通わせるか悩んでいる親御さんに向けて、
- 入塾の判断基準
- 塾の必要がないお子さんの共通点
- 塾タイプ別の選び方・通うタイミング
- 通塾の際の注意点
などを解説します。
最後まで読むことで、塾に通わせるか判断できたり、別の学習支援の方法があることがわかったりします!
ぜひご一読ください。

私のYouTubeチャンネルでは、中学受験コーチング講座受講生の実績を多数紹介しています。お子さんが主体的に勉強するようになった方法について話しているため、ぜひ参考にしてみてください。
また、私の公式LINEでは小学生のお子さんをお持ちの親御さんに向けて、成績アップに役立つ情報を発信しています。「勉強をして欲しいけど、なかなか取り組んでくれない」「中学受験をさせるか迷っている」という方は必見です。
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小学生に塾は必要か?入塾がおすすめのケース4選

塾が必要か悩んだ際には、以下の4点に該当するかを考えてみましょう。
- 中学受験の予定がある
- 家庭での学習サポートに不安に感じている
- 学校の授業についていけていない可能性がある
- 学校を休みがちである
それぞれのポイントについて、口コミとあわせて解説します。「子どもを塾に通わせるか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 中学受験の予定がある
中学受験をする場合は、塾通いを検討したほうがよいです。入試問題は難しく、小学校で習う内容だけではカバーしきれないためです。

とくに難関校は、中堅校の入試や模試では見られない問題が出題されることも珍しくありません!
つまり、中学受験で成功するには、入試問題に特化した対策を行う必要があるということです。
また、親御さん自身が中学受験を経験したことがない方もいると思います。
指導のプロに対策をお願いすることで「学習スケジュールの立て方がわからない」「模試を受けた後の振り返りがわからない」などの不安を取り除けるでしょう。
なお、中学受験をする予定の方は、関連記事「【独学の人必見】塾なしで中学受験をする人の割合は20%!合格に大切なこと4つも紹介」をチェックしてみてください。塾なしで中学受験をするメリット・デメリットを紹介しています。

2. 家庭での学習サポートに不安に感じている
塾に通わせるか迷った際には、親御さんがお子さんの学習をサポートできるか考えてみます。
たとえば、以下のような状況であれば、入塾を検討してみてもよいでしょう。
- 仕事が忙しくて家で宿題を見てあげられない
- 下の子が生まれたばかりで、勉強をサポートできない
- 宿題以外にどんな学習をさせればよいのかわからない
塾によっては、授業でわからない部分をサポートしたり、宿題を見てくれたりします。
中学受験をしないお子さんでも、塾に通うメリットは大きいです!
3. 学校の授業についていけていない可能性がある
学年が上がっていくと、徐々に授業についていけなくなるお子さんは多いです。

とくに、成績やテストの点数がガクンと落ちている場合は、勉強に苦手意識を抱いている可能性が高いです!
塾に通わせることで、お子さんが苦手を克服する効果が期待できます。
とはいえ、いきなり塾に通わせようとするのではなく、まずは家でのサポートを試みます。効果がなかったり、サポートの時間を取れそうになかったりすれば、入塾を検討しましょう。
なお小学校の授業についていけないと悩んでいる方は、関連記事「【保存推奨】小学校の授業についていけない理由6選!対処法や親御さんができるサポートも解説」をチェックしてみてください。ついていけない場合の対処方法を紹介しています。

4. 学校を休みがちである
1年生の頃からドリルが終わらないとなると今後の勉強はすべて遅れる一方で心配…
— ルミ子 (@ori_bracelet) December 19, 2023
ちなみにうちの子は先月学校を休みがちだったから、ドリルが終わらなくて自宅で一生懸命終わらせてました
でもそれをしないと理解が周りと同じにならず、授業にも付いていけなくなるので最低限出された課題はやるべき! https://t.co/Dp5txgS5iV
友だち関係のトラブルや生まれつき体が弱いなどの理由で、学校を休みがちになるケースがあるでしょう。学校を休めば、その分クラスメイトよりも勉強が遅れます。
たとえ自習する習慣があっても、学校で習っていない単元をひとりで完璧に理解するのは難しいです。
塾に通えば指導カリキュラムに沿って効率的に学習が進められます。学校以外の場で人間関係を構築することで、悩みを軽減する効果も期待できます。
通塾が難しいお子さんの場合には、オンライン個別指導塾で理解度に合わせた無理のない学習ペースを設定することも可能です。
たとえば、私が運営している受験コーチゆうたなら、お子さんの学力や性格にあわせて学習カリキュラムを組めます。
詳しい指導方法などは、関連記事「【受講実績】3ヶ月で国語偏差値42→64へアップ!子どもの成果や個別指導の魅力も紹介」にて確認してみてください。

塾の必要がない小学生の共通点4選
小学生のうちから塾に通うのは、メリットが多いのは事実です。しかし、お子さんによっては、効果を感じられなかったり、他の学習方法が適していたりする場合があります。
こちらでは、塾の必要がないお子さんの共通点を4点紹介します。
- 子どもが通塾に前向きでない
- 塾代の捻出が難しい
- 家庭学習の習慣が身についている
- 親子関係を良好に保てている
知らないまま塾に通わせると「お金だけが無駄になった」「趣味や習い事に時間を割いてあげればよかった」などと後悔する恐れがあります!
口コミとあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
塾に通っても伸びないお子さんの特徴についてさらに詳しく知りたい方は、関連動画「【閲覧注意】中学受験で塾に通っても伸びない子の共通点3選」をあわせてご覧ください。
1. 子どもが通塾に前向きでない
お子さんが塾に通うことに前向きではないと、入塾しても効果を感じられないでしょう。成績を伸ばすためには、以下のステップを踏む必要があるためです。

つまり、成績アップするためには、やる気を出すことが第一ということです!
たとえば、お子さんが塾に行きたくなさそうにしていたり、他の習い事を優先したそうにしていたりする場合は、入塾を考え直したほうがいいかもしれません。
塾に通わせる前に、勉強のやる気を引き出すことから始めることが必要です。
2. 塾代の捻出が難しい
塾代の相場は、月に1~3.5万円です。その他にも、臨時でテキスト代や講習費などが必要になる場合があります。

経済的に厳しい場合は、別の方法での学習サポートを検討してみましょう!
たとえば、通信学習や問題集・参考書などを活用すれば、コストを抑えつつプラスαの勉強が可能です。
なお「塾代が払えそうにない」と悩んでいる方は、関連記事「中学受験の塾代が払えないときの対処法8選!家庭で行える学習サポートを現役塾講師が解説」をチェックしてみてください。費用捻出する方法や家庭で学習を支援するノウハウを紹介しています。

3. 家庭学習の習慣が身についている
すでに学習習慣が身についているなら、塾に行く必要性は高くありません。日々の授業でのつまずきを、家庭で自ら解消できるからです。
小学校で習う内容は、中学生以降の学習の基礎となります。理解できないポイントを放置しないことで、勉強に苦手意識を抱きにくくなり、成績アップも期待できます。
自宅にあるゲームなどの誘惑に負けてしまうなら、図書館を活用して勉強習慣をつけるのもおすすめです!
4. 親子関係を良好に保てている
お子さんが親御さんに反抗することなく自宅で勉強できているなら、塾の必要はない可能性があります。
親子関係を良好に保てていると、お子さんの勉強に対するモチベーションは高くなります。意思を尊重しながら勉強のルール作りをするなど、親子で協力して学習計画を立てましょう。
ただし、お子さんの成績が芳しくない場合には、親御さんに対する負担は大きくなりがちです。習熟までにある程度は時間をかける必要があることを心得ておく必要があります。
なお、勉強した内容の理解度を深めるには、お子さんに問題の解法を説明してもらうのが1番です。

説明することで記憶をより深く定着させ、学習内容の理解度をチェックする指標になります。
小学生に塾の必要性を感じたら?2タイプ別の塾の選び方

小学生が通う塾は大きく分けると、以下の2タイプがあります。
- 進学塾
- 補習塾
お子さんに適切なのはどちらかを考えながら、読み進めてください。
1. 進学塾
進学塾とは、中学受験対策をする塾のことです。学校の授業レベルは理解できていることが前提とされており、入試問題や応用問題に挑戦する力を身につけられます。
それぞれの塾で独自のカリキュラムが用意されているので、お子さんの性格や通う目的に合ったものを選ぶことが可能です!
授業形式は集団授業が一般的ですが、個別指導の塾もあります。集団授業の場合には、周囲のお子さんから刺激を受けてモチベーションを保ちやすいですが、お子さんによっては質問しにくいと感じるかもしれません。
4~5年生では月々2.7~4万円、6年生では3.6~5.5万円が費用の相場です。
2. 補習塾
補習塾は、学校の授業で理解できなかった内容を補うことが目的の塾です!
学校のカリキュラムに応じて、授業の復習はもちろん予習も可能です。授業形式は個別指導が多いですが、集団授業を採用している塾もあるのでお子さんに合わせて選ぶといいでしょう。
いずれも学校の授業についていけていない場合にも、丁寧に指導してくれるため基礎学力のアップが期待できます。
費用感としては、集団指導では月々1.5~3万円、個別指導では2.5~5万円程度が相場です。勉強の仕方がわからない、自分のペースで学習したいというお子さんは、補習塾を検討してみてください。
塾タイプの紹介をしましたが、うちの子にはどのような塾を選べばいいのかなと悩む方もいるかもしれません。
そのような方は、現役塾講師の私と無料で話せる、個別相談会でお悩みを聞かせてください。
私は自身でオンライン個別指導塾を展開しているため、親御さんが気になっている塾についても、しがらみなくお子さんに適しているかをお伝えできます。個別相談会は不定期開催なので、次回の案内に間に合うよう以下のボタンから友だち追加をしておいてください。

小学生は塾にいつから通うべき?3つの目的別タイミング

お子さんの入塾のタイミングに悩んでいるなら、どうして塾を検討しているのかを掘り下げて考える必要があります。そこでここでは、小学生が塾に通うタイミングを3つの目的別に紹介します。
- 中学受験をする場合
- 成績維持を目指す場合
- 学校の授業についていけていない場合
いつから塾に通えばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1. 中学受験をする場合|3年生の2月
中学受験をする場合には、小学3年生の2月から通い始めましょう。中学受験のカリキュラムは3年生の2月から開始するからです。
中学受験の内容は小学校で習う内容よりも高度なため、3年かけて学習しておくと安心です!
事前に説明会などに参加して、お子さんに合った塾を探しましょう。
なお、もちろん4年生以後の入塾でも問題ありませんが、すでにライバルから出遅れていることは頭に入れておく必要があります。より効率的に勉強するなどの工夫が求められるため、入塾の際には寄り添った対応をしてくれる塾なのかを見極めることが大切です。
2. 成績維持を目指す場合|5年生
今後を見越して、今のうちから対策を練りたいと思っている場合には、5年生ごろから通塾を検討するといいでしょう。5年生ごろの授業内容は、中学校の学習内容に直結する単元が増えるためです。
ただし、4年生から授業を理解できない子が増えてくるため、お子さんの理解度に応じて前倒しで通塾してもOKです!
中学生以降でつまずかないようにするには、小学校高学年の授業内容の理解度を高めることが求められます。
なお、中学受験はしないけど塾に通わせるべきなのか悩む方は、関連記事「【現役塾講師が解説】中学受験しない子が塾に通うのがおすすめな理由5選!勉強効率アップ法も紹介」をあわせてチェックしてみてください。

3. 学校の授業についていけていない場合|できるだけ早めに
学校の授業についていけていない状況が続くと、勉強への苦手意識が出てくるため、早めに入塾を検討しましょう。
お子さんに合った塾を見つけるために、体験授業に参加したり、説明会に参加したりして早めに対策をする必要があります。
わからない箇所を個別に指導してもらえるかを、きちんと確認しておいてくださいね!
小学生が塾に通う際の3つの注意点

塾に通うことを決めた場合には、以下のような注意点を把握しておきましょう。
- 学習以外にかけられる時間が減る
- 教育費がかさむ
- 勉強が嫌いになる可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
1. 学習以外にかけられる時間が減る
塾に通うようになると、学習以外の家族の時間などが減ることを理解しておくことが必要です。通塾中だけではなく、家に帰れば宿題もこなす必要があるため、どうしても他にかけられる時間は圧縮されます。
友だちと遊んだり、習い事に通ったりするのが楽しみなお子さんにとっては、塾の時間が苦痛になる可能性があります。
勉強とそのほかの時間の両立を図りたい場合には、苦手科目だけを指導してもらうなど、塾の時間を最小限にする工夫を施すといいでしょう。
2. 教育費がかさむ
子どもに良い教育を受けさせようと思うと、それなりにお金はかかります。
文部科学省の調査によると、年間あたり公立小学校の生徒の場合は9.3万円、私立小学校の生徒は37.5万円を、学校外でかかる学習費として支払っていることがわかりました。
ハイレベルな教育を受けさせたいと考える親御さんほど、かける額が大きくなる傾向にありますが、将来的なイベントに備えた額の範囲内にとどめておくことが必要です。
高校や大学にかかかる費用も試算したうえで、塾にかけられる額を決めましょう。
参照:令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します|文部科学省
3. 勉強が嫌いになる可能性がある
本人の勉強への意欲がないまま塾に通っていると、勉強が嫌いになる可能性があります。勉強の楽しさや面白さを理解できないままに「やらされている」感覚が強くなるからです。
親御さんから塾に通ってほしい理由をきちんと伝えて、お子さんとよく話をしましょう!
状況が悪化しそうな場合には、通信教材などに切り替えるのも1つの手です。勉強嫌いを好きに変えるのは大きな労力がかかるため、入塾後にこのような傾向が見られたら、早めに手を打ってあげてください。
小学生に塾が必要か悩んだら学習状況や子どものやる気から判断しよう

小学生のうちからの通塾は、お子さんと親御さんの両方にメリットがある行為です!
しかし、お子さんのやる気次第では、塾の効果が出ない恐れがあります。また、家計の状況によっては、塾以外の学習方法が適しているかもしれません。
塾に通うか悩んだら、中学受験の有無や家庭学習のサポートができるかで判断しましょう。
なお、親御さんだけでは判断が難しい場合には、私が個別相談会でお悩みを解決することも可能です。お子さんの性格や学習環境から、塾の要否をお伝えします。
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