「中学受験のデメリットは?」
「メリットはどんなことがあるの?」
「受験の成功率を上げるために重要なことを教えて欲しい」
中学受験に取り組むか悩んでいる親御さんのなかには、受験することでデメリットを受けることになるのか気になる方もいるでしょう。
結論「受験勉強に多くの時間が取られる」「保護者への負担が大きい」などがあげられます。
しかし、お子さんの思考力を深めたり、価値観の合う友人ができたりとメリットもあります。
そこで本記事では、中学受験のデメリットとあわせて以下の内容について解説します。
- 中学受験のメリット
- 受験をするか判断する基準
- よくある質問
中学受験を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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【子ども編】中学受験をするデメリット4選

子どもにとっての中学受験のデメリットは、以下の4つがあげられます。
- 受験勉強に多くの時間が取られる
- 子どもが勉強嫌いになる可能性がある
- 今の友人とは疎遠になる
- 授業ペースについていけないことがある
口コミとあわせて紹介するので、中学受験をさせるか迷っている方は必見です。
中学受験が意味がないと考えられる理由については、関連記事「【要チェック】中学受験が意味ないと考えられる理由7つ!受験するメリット・デメリットも解説」で紹介しています。中学受験をさせるか悩んでいる親御さんはぜひご覧ください。

1.受験勉強に多くの時間が取られる
中学受験をするなら、受験勉強に多くの時間が取られる点がデメリットの1つです。小学校の授業内容と中学受験での試験内容は異なるため、受験のための学習を時間を割いて取り組むことが必要です。
また、志望校にもよりますが、中学受験は難易度が高いことが多いので相応の勉強量が求められます。
そのため、友達と遊んだり、他の習い事をしたりする時間が少なくなってしまいます。
遊ぶ時間や他の習い事を削られるので、好奇心旺盛な小学生からすると大きなデメリットです。
とはいえ、ライバルに勝つには時間や労力はどうしてもかかります。中学受験をするなら遊ぶ時間を我慢し、勉強に専念することを覚悟しておく必要があります。
2.子どもが勉強嫌いになる可能性がある
継続的な学習が必要な中学受験は、次第に子どもが勉強に対して嫌気がさしてしまうのがデメリットです。精神的に未熟な子どもが毎日何時間も勉強するのは、大変なことといえます。
勉強が嫌いな子からすれば、トラウマになる可能性が高いです。
とくに、子どもに適さない指導法や効率の悪い勉強方法をしていると「もう勉強したくない」「受験を辞めたい」と、言い出す可能性もあります。
3.今の友人とは疎遠になる
うちは息子が6年生で突然中学受験すると言い出しまして💦
— まっすん (@xbJVbw7YqRgoObV) June 19, 2025
近隣の県立中高一貫校だったのと私と夫の母校でもあり、娘の高校受験もそこだったので渋々受けさせましたが、本当に悩みました。
でも今では行かせてよかったと思ってます。
ただ、地元の友達との縁は薄くなったかなぁと😢
今仲良くしている友達と疎遠になる点は、中学受験のデメリットとしてあげられます。
環境にもよりますが、多くの小学生はそのまま中学受験せずに近くの学校に進学するケースが多いからです。
物理的な距離はもちろんのこと、卒業後の進路で一緒になることは稀なので疎遠になってしまいます。
新しい環境での友達作りは精神的なストレスが大きいので、人見知りしやすい子どもは学校に慣れるまでに時間がかかるでしょう。
4.授業ペースについていけないことがある
私立中学では同じレベルの子どもが集まっているため、公立中学と比べると授業ペースが速く、ついていけない場合があります。
理解力が備わっていない子にとっては、授業だけでは内容が理解できないかもしれません。
わからなかった内容はしっかり復習し身につけておかないと、翌日の授業がさらにわからないという負のループに陥ることになります。
学力の低い子にあわせた授業ペースではないため、小学校とのスピード感にギャップを感じる子は少なくありません。
【保護者編】中学受験をするデメリット3選

受験するのは子どもですが、保護者にとってもデメリットがあります。中学受験を視野に入れているなら、以下の3つを理解しておくことが必要です。
- 経済的な負担が大きい
- 子どもへのサポートに時間を取られる
- 保護者行事への参加が求められる
お子さんの志望校合格を目指して、親御さんが同じ気持ちで伴走できるかをチェックしてみてください。
1.経済的な負担が大きい
中学受験をする子どもの多くは、通塾しています。
塾に通うことを検討しているのであれば、費用が親御さんの負担になるかもしれません。塾にかかる費用は年間100万円程度といわれています。
給料が上がりにくい昨今、支出が年間100万円増えることを考えると不安になる方は多いでしょう。しかし、中学受験に通塾は必須とは言い切れません。
関連記事「【独学の人必見】塾なしで中学受験をする人の割合は20%!合格に大切なこと4つも紹介」では、塾の必要性を解説しているのであわせてご覧ください。

2.子どもへのサポートに時間を取られる
中学受験を成功させるには、保護者のサポートが不可欠です。具体的には以下のようなサポートが求められます。
- 塾の送り迎え
- 勉強進捗の確認
- 子どもにストレスを与えない環境作り
中学受験の合格には親御さんのサポートが必須なことから、プレッシャーを感じノイローゼになる人もいます。
中学受験は家族みんなで協力し合うイベントだからこそ、親御さんの負担が大きくなる点がデメリットといえるでしょう。
関連記事「【親御さん必見】中学受験で母親がノイローゼになる理由5選!合格する方法も紹介」では精神的に辛くなる理由を紹介しているので、受験を考えている親御さんは参考にしてみてください。

3.保護者行事への参加が求められる
私立中学では、保護者行事への参加が求められることが多い点はデメリットの1つです。
ランチ会などの保護者が参加しなければいけない行事が多いため、共働き家庭ではとくに面倒に感じることがあるでしょう。
学校にもよりますが、入学後の保護者参加行事が定期的に行われます。
受験が終了しても、親御さんのサポートは続きます。心配な方は、入学後に保護者参加の行事がどれぐらいあるか確認しておくと良いでしょう。
【子ども編】中学受験をするメリット4選

中学受験にはデメリットがあるものの、以下のようなメリットも享受できます。
- 知識や思考力を深められる
- 物事をやり切る力が習得できる
- 大学受験の準備を早くできる
- 価値観の合う友達ができる
デメリット・メリットそれぞれを比較したうえで、受験するかを検討しましょう。
1.知識や思考力を深められる
中学受験で学習する内容は、学校の授業にとどまらないため、広い範囲を学ぶことができます。知識量を増やせるのはもちろん、得た知識を深く理解して活用できるまでが、中学受験の学習です。
また、筋道を立てて考える力も身につけられます。「Aという答えにたどり着くために、何から考えればいいのか」という思考回路をもとに問題を解くことが習慣化されるため、自分で考える力が育まれるのです。
中学受験の試験内容は、ただ暗記するだけでは解けません。論理的に考え、正しい手順を踏むことでやっと答えにたどり着きます。
順序立てて考える力は、日常生活でも役立ちますね!
2.物事をやり切る力が習得できる
中学受験では、学力だけでなく物事を最後までやり切る力が身につきます。決められたスケジュールを、たんたんとこなす忍耐力と継続力が求められるからです。
小学生から忍耐力や継続力を持っている子は少ない傾向があるため、ほかのお子さんとの差を早いうちからつけられます。
一度でも長期間にわたって頑張った経験があると、大人になってからもその経験が糧となります。
目標を立てたときには、どのようなスケジュール感でまずは何から着手すべきかなどを、自ら計画し実行できるはずです。中学受験で培った力は、将来的にも役立ちます。
3.大学受験の準備を早くできる
受験する学校の多くは、中高一貫校で6年間通うことになります。また、学力に差がない子どもたちと学ぶので授業スピードは速く、決められたカリキュラムは5年間で終わることがほとんどです。
そのため、大学受験対策を公立中学校よりも早く取り組めるのがメリットです。
特に難関大学に行きたいなら、早めの受験対策が合格の鍵となります!
「難関大学に行きたい」と考えているなら、中学受験をして大学受験対策を先取りするのは効果的です。
4.価値観の合う友達ができる
学校に進学するのは受験を突破した生徒であり、クラスメイトとレベルが近い話ができることで、価値観の合う友達ができやすい点がメリットです。
一生関係の続く、大切な友人と出会える可能性が高いです。
また、受験勉強を経験した生徒は学習意欲が高いため、常に良い刺激を受けられるでしょう。同じレベルの生徒同士で切磋琢磨することで、成績アップが目指せます。
入学して間もない頃は見知らぬ子ばかりで戸惑うことがあるかもしれません。しかし、6年間同じ環境で過ごすことで交友関係は深まり、結果的に受験して良かったと思えるのです。
【保護者編】中学受験をするメリット3選

子どもだけでなく、保護者にとっても中学受験のメリットがあります。以下の3つのメリットは、子どもを大切に思う親御さんにとって非常に重要な観点のはずです。
- 教育方針に合った学校を選べる
- 将来に対する安心感を得られる
- 高校受験の負担を回避できる
それぞれ詳しく解説します。
1.教育方針に合った学校を選べる
中学受験をすることで、家庭の教育方針に合った学校を選べます!
栄光ゼミナールが中学受験を経験した受験生・保護者に行ったアンケートによると、学校を選ぶうえでもっとも重視しているポイントは「学校の教育方針・校風」であり、受験生の78.7%、保護者の85.1%にのぼりました。
一方で「成績・学力に相応」という項目では、受験生43.7%、保護者54.4%の結果が出ています。この結果から、成績や学力などの偏差値よりも、教育方針を重視していることがわかります。
昨今では子どもの適性に合わせて学校が選ばれている傾向です。子どもの将来像が定まっている家庭では、中学受験をすることでメリットを享受できるでしょう。
参照:受験生アンケート[私立・国立中学受験編]|栄光ゼミナール
2.将来に対する安心感を得られる
中学受験を経て無事志望校へ進学できると、早い段階から進路を考える意識が生まれやすいです。中高一貫校では、大学進学を見越したカリキュラムを組まれていることが多いためです。
また、高校受験がないことで、6年間を通して計画的に学習できるだけでなく、進路選択の時間に余裕を持てます。教育方針が明確な学校が多いため、子どもの将来像となる方向性を見通しやすいのがメリットです。
中長期的な進路をある程度予想できるのは、親御さんにとっては安心感につながりますよね!
3.高校受験の負担を回避できる
中学受験で中高一貫校に進学すれば、高校受験をする必要がなくなります。思春期にあたる中学3年生の時期に受験勉強に追われることがないことで、親子間の衝突を避けやすくなるのがメリットです。
また、大学付属校の場合には大学受験も不要となり、中学受験が最後の受験となります。
受験対策に追われる心配がないので、心に余裕を持って学校生活や部活動などに打ち込めるのが魅力です。志望校選びなどにおける精神的・金銭的負担が軽減されるため、心に余裕を持ってお子さんの成長を見守ることできます。
なお、ここまで中学受験のデメリット・メリットを紹介してきましたが、決めきれない親御さんもいるかもしれません。そのような方は、私の公式LINEで受け取れる中学受験の攻略法をチェックしてみてください。
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中学受験をするか迷ったら?3つの判断基準

中学受験をするか迷ったら、お子さんに以下の特徴があるかを確認してみてください。
- 知的好奇心が強いか
- 発揮力が高いか
- 明確な目的や目標があるか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
中学受験に向いている子の特徴については、関連記事「【要チェック】中学受験に向いている子の特徴7選!向いていない子の特徴や親御さんができるサポートも解説」で紹介しています。お子さんが中学受験に向いているかと悩んでいる親御さんはぜひご覧ください。

1.知的好奇心が強いか
1つの教科でも、1つの分野でもよいので、好きなことがあるお子さんは中学受験に向いています!
知的好奇心が強いと学ぶことを続けやすいため、中学受験がおすすめです。たとえば、以下のような傾向がないかチェックしてみてください。
- 本を読むのが好き
- 計算問題を解くのが好き
- 地図を見るのが好き
このような学習につながる「好き」を持っているお子さんは、学ぶ楽しさを知っている証拠です。どのような教科に対しても興味を持てるため、成績アップにもつながります。
2.発揮力が高いか

中学受験では、試験当日に自分の実力が出せるかが合否を分けます。発揮力が低いお子さんは普段は解ける問題でも、緊張状態にあると問題が解けなくなるケースがあるからです。
中学受験合格には、学力だけでなく発揮力も必要です!
なお、発揮力は後天的に養うことができます。得意問題から解くなどのテクニックを身につければ、得点アップにつなげることは可能なので、実力が伴わないからと諦める必要はありません。
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3.明確な目的や目標があるか
中学受験は、志望校合格がゴールではありません。あくまでも通過点として捉えていて「将来的にどうなりたいか」を明確にできている子は、中学受験が向いています。
たとえば、以下のような目標があると受験を視野に入れても良いと判断できます。
- 〇〇を研究したいからA大学に内部進学できる学校に進みたい
- 将来は〇〇(職業)になりたいから留学して視野を広げたい
- 同じような価値観を持つ友人と高め合いながら学びたい
このように、合格した後が見えていると、受験を挫折するリスクも軽減できます。なお、挫折リスクの軽減には、お子さんを志望校見学に連れて行くことも重要です。
「憧れの学校に行きたい」という心の底から湧き出る気持ちが、最も勉強のモチベーションアップにつながります!
中学受験のデメリットに関してよくある質問3選

中学受験のデメリットに関してよくある質問は以下の通りです。
- 中学受験しなければよかったと後悔する理由は?
- 中学受験が子どもをダメにしてしまうのは本当?
- 受験をした人としなかった人で学習差は生まれる?
それぞれ順に見ていきましょう。
1.中学受験しなければよかったと後悔する理由は?
中学受験をして後悔する理由は、志望校に合格できなかったからです。不合格になる原因として考えられるのは、以下の3つです。
- 環境にこだわらなかった
- 遊ばせすぎた
- 早いうちから受験対策しなかった
また、勉強を強制させすぎたことで子どもの学習意欲がなくなったこともあげられます。
いずれにしても後悔する理由は、不合格となったからがほとんどです。
合格を勝ち取るためには、勉強環境や指導法をしっかりと学ぶことが重要です。
2.中学受験が子どもをダメにしてしまうのは本当?
結論、子どもに対する接し方によります。
たとえば、子どもに対して「勉強しなさい」など、高圧な態度で接していると反動によって勉強のやる気が低下する可能性が高いです。
最悪の場合、非行に走ってしまうケースもあります。
子どもに接する時は一緒に勉強してあげるなど、寄り添うような行動が大切です。
3.受験をした人としなかった人で学習差は生まれる?
受験した人としなかった人の学力差は、科学的には解明されていません。しかし、中学受験をした人は勉強量が多いので学力は高くなりやすいです。
中学受験に合格すれば、進学した時に質の良い教育を受けられます。
総合的に見ると受験した人の方が学力が上になる可能性が高いです。
中学受験においてデメリットよりもメリットのほうが子どもへの影響は大きい

中学受験のデメリットには親に負担がかかる、受験で勉強が嫌いになる可能性があるなどがあげられます。
一方で、合格すると質の良い教育を受けられたり、難関大学の対策を早めにできたりとメリットが多いのも事実です。
そのため、中学受験に取り組むかで迷っている人は受験することをおすすめします。
とはいえ「合格率を上げる自信がない」「何からすれば良いかわからない」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
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