子どもの指導法

【知らないと損】公立中高一貫校に向いている子の特徴7選!自宅でできる対策も紹介

「公立中高一貫校に向いている子はどんな特徴があるの?」
「合格するためにはどのような対策をする必要がある?」
「自宅でできる対策を知りたい」

公立中高一貫校を志望校に入れようか悩んでいる親御さんのなかには、どのような子が向いているのかが気になる方は多いでしょう。

合格のしやすさの観点でいうと、継続的に勉強ができ論理的能力が高い子どもです。

ゆうた

適性検査で長文問題や作文など、論理的能力が求められる問いが求められるからです。

そこで本記事では、オンライン塾の講師を務める私が以下の内容について解説します。

  • 公立中高一貫校に関する基礎知識
  • 向いている子の特徴
  • 実践すべき対策
  • 自宅でできる対策

受験の合格率を向上させる方法も紹介するので「子どもを志望校に合格させたい」と思っている親御さんはぜひ最後までお読みください。

執筆者情報

YouTubeでは、公立中高一貫校模試の適性検査偏差値10もアップさせた方法を対談形式で解説しています。お子さんの成績アップのヒントを得たい方は、チェックしてみてください。

また、公式LINEでは中学受験に関するノウハウを発信しています。

ゆうた

「これから受験するけど不安」「子どもの成績がなかなか上がらない」と悩んでいる親御さんは必見です!

公式LINEに登録するだけで受け取れるプレゼントは、私が500名以上を指導してわかったノウハウを惜しみなく詰め込んでいます

中学受験を攻略したい方に役立つ内容なので、以下のボタンからお受け取りください。

\LINE登録で電子書籍4冊プレゼント /

公立中高一貫校を受験するなら知っておきたい2つの基礎知識

公立中高一貫校を受験するなら知っておきたい基礎知識

公立中高一貫校は、中学校と高校が連携することで6年をかけてきめ細かい教育を受けられると人気があります。

しかし、私立中学入試とは選抜方法が大きく異なるため、専用の受験対策をすることが必要です。ここでは、公立中高一貫校を受験するなら知っておきたい基礎知識を解説します。

  1. 適性検査が実施される
  2. 報告書が評価材料に含まれる

志望校を決める前にそれぞれ確認しておきましょう。

1.適性検査が実施される

公立中高一貫校の入試では、適性検査が実施されます。適性試験は、私立中学が実施する学力テストとは異なり、教科横断型の問題が中心です。

出題範囲は小学校で習う内容ですが「知識」ではなく、知識をベースに「応用力」を問われます。

ゆうた

記述式の学校が多く、都内の公立中高一貫校では400文字程度の作文問題が出題されます!

また、算数や理科では文章題やグラフ、図表をもとにして考える問題を解く力を身につけなくてはなりません。

なた、出題傾向は学校によって異なりますが、公立中高一貫校ならではの対策が必要です。

2.報告書が評価材料に含まれる

公立中高一貫校では、適性検査だけではなく報告書も重要な評価材料です。

報告書とは、小学校の先生に依頼して書いてもらう小学校5〜6年生での成績(9教科全ての評定)、活動状況、生活態度を記録したものです。

ゆうた

高校受験のときの「内申書」に相当します。

適性検査と報告書の配点比率は学校によって異なりますが、都内の公立中高一貫校では「適性検査:報告書=8:2」となることが多いです。

報告書では、特にリーダーシップや協調性が重視される傾向にあるため、クラブ活動や生徒会活動、地域活動への参加などが高く評価されます。

また、欠席日数や提出物の管理など、普段の生活態度も影響を与えます。そのため、公立中高一貫校を目指すなら、生活態度も評価対象である点をお子さんに伝えておいてください。

公立中高一貫校に向いている子の特徴7選

公立中高一貫校に向いている子の特徴

公立中高一貫校に向いている子の特徴は、以下の7つがあげられます。

  1. 論理的思考能力が高い
  2. 志望校の方針と将来の目標が一致している
  3. 誰とでも親しくできる
  4. 継続的に勉強できる力がある
  5. 好奇心旺盛で探究心がある
  6. 行事に積極的に参加している
  7. 学校以外の活動も取り組んでいる

お子さんが向いているか知りたい方は、参考にしてください。

1.論理的思考能力が高い

公立中高一貫校に向いている子は、論理的に物事を考えられる能力があります。適性検査や作文など、国語力が求められる問題が多い傾向があるからです。

とはいえ、お子さんが「論理的思考能力は高くないから公立中高一貫校は諦めたほうがいいのかも」と不安に思う親御さんがいるかもしれません。

実は日頃の生活を意識すれば今からでも鍛えられます。

ゆうた

具体的には読書を呼んだりニュースを見て感想を書き出したりなどです!

今は必要な力が身についていない状態でも、十分に公立中高一貫校を狙えます。

なお、関連記事「【中学受験】国語が得意な子の特徴5選!苦手を克服する7つのコツを解説」では、国語の克服方法を解説しているので、あわせて参考にしてください。

【中学受験】国語が得意な子の特徴5選!苦手を克服する7つのコツを解説 「国語が得意な子とうちの子は、どこが違うのだろう?」「苦手な国語を克服してもらいたいけど、どうすればよい?」「中学受験で、国語が足を引...

2.志望校の方針と将来の目標が一致している

志望校の方針と将来の目標が一致している子も、公立中高一貫校に向いている子の特徴としてあげられます。

教育理念や校訓、育てたい生徒像などは学校によって異なるため、お子さんが目指す将来と合っているかが重要です。

ゆうた

多くの学校が「国際社会で活躍するリーダーの育成」を目標に掲げているため、国際的な感覚を身につけさせたい方におすすめです!

学校のホームページを確認したり、文化祭などに参加したりして、目指す将来像と一致するかを見極めましょう。

なお、適当に志望校を選ぶとモチベーション低下を引き起こす原因になります

過去問の真実10選.019.jpeg

志望校を決める際には、親の意見だけではなく、お子さんとの話し合いが重要です。

3.誰とでも親しくできる

公立中高一貫校は6年間同じ学校に通うことになるので、クラス替えは顔見知り間で起こることがほとんどです。

人間関係に変化がないため仲を深められるものの、一度でも仲たがいがあればしこりが生まれるかもしれません。

ゆうた

中学生は思春期真っ最中なので、友人とのトラブルに発展する確率が高くなります。

どのような相手とも仲良くできる子は、円滑な学校生活を送れるでしょう。

4.継続的に勉強できる力がある

勉強を長期間続けられる子も、公立中高一貫校に向いています。公立中高一貫校への合格には、勉強が必須要素だからです。

入学後には「○○の分野はできている」と先生が思って授業を進めるので、予習・復習しないと授業についていけない可能性があります。

日頃から継続的に勉強できるかは、公立中高一貫校に向いているかの要素の1つです。

ゆうた

とはいえ、継続的にお子さんを勉強させるには、親御さんのサポートが不可欠です。

関連記事「【子どもと二人三脚】中学受験に向かない親の特徴5選!NG行動や合格の秘訣をプロが解説」で詳しい指導法を解説しているので、あわせてご覧ください。

【子どもと二人三脚】中学受験に向かない親の特徴5選!NG行動や合格の秘訣をプロが解説 「中学受験に向かない親はどんな特徴があるの?」「受験合格を目指すうえで子どもにしてはいけない行動は?」「受験の合格率を上げるためにすべ...

5.好奇心旺盛で探究心がある

物事に対して興味を持ちやすく、深く調べられる子は公立中高一貫校に向いている子の特徴としてあげられます。

合否を決める適性検査では観光地や日本についてなど、雑学に近い知識が求められる傾向にあるからです。

さらに入学後に良い成績を取るためには、物事を調べる能力は欠かせません。そのため、好奇心旺盛で探究心がある子は公立中高一貫校に向いているといえます。

ゆうた

具体的には読書をしたりニュースを見て感想を書き出したりなどです!

6.行事に積極的に参加している

報告書が合否の判定材料になるため、小学校での行事に積極的に参加している子は公立中高一貫校に向いています。

ゆうた

運動会、文化祭、委員会活動などで、リーダーシップを発揮しているお子さんはぜひ検討してみてください。

なお、学校内の行事に参加することは、将来的に必要な社会性やコミュニケーション能力の成長にもつながります。

小学生のうちに主体的に取り組む力を育んでおくと、公立中高一貫校入学後にも特性を活かせるでしょう。

7.学校以外の活動も取り組んでいる

習い事やスポーツ、ボランティアなど、学校以外でも積極的に活動しているお子さんは公立中高一貫校が向いています。

学校以外の生活で一定の成果を上げていたり、経験が豊富であったりする場合には、高く評価されるポイントとなるからです。

受験を機に習い事を辞めるのではなく、両立できるように工夫すると良いでしょう。

ゆうた

とはいえ、向いている子だからと確実に合格できるわけではありません

受験には環境を整えることが大切なので、勉強方法が間違っていたりモチベーションが低かったりすると合格は遠ざかってしまいます。

そのため、正しい勉強方法を知りたい方は私の公式LINEを登録してみてください!オンライン個別指導塾で生徒に徹底的に向き合ってわかった、中学受験を攻略するための電子書籍を無料でプレゼントしています。

より良い環境での教育を求めている方に役立つ内容なので、以下のボタンから無料でお受け取りください!

公立中高一貫校に合格したいなら実践すべき対策4選

向いている子どもの特徴がわかったところで、合格を目指すための具体的な行動を押さえておきましょう。

  1. 合格したい学校を見学する
  2. 学校生活での態度を良くする
  3. 適性検査対策をする
  4. 論理的な思考力を鍛える

子どものモチベーションを下げないためにも、1つずつチェックしておいてください。

なお、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」では、親御さんが意識すべきことを紹介しています。志望校に合格させたいと願う親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。

1.合格したい学校を見学する

受験に合格したいなら志望校を必ず見学しておきましょう。

志望校見学で具体的に学校に通っているイメージが湧き、やる気向上に加えて成績の向上も見込めるからです。

また、公立中高一貫校は他の学校とは制度が違うので、実際に行くことで味わえる雰囲気があります。

ゆうた

やる気の向上による合格率の向上だけでなく、入学して後悔しないためにも志望校見学はしておくべきです。

2.学校生活での態度を良くする

公立中高一貫校に合格したいなら、普段の学校生活も意識しましょう。学校内での態度は、公立中高一貫校の合格基準の1つである内申点に響くからです。

なお、内申点を上げるために意識すべきポイントは以下の通りです。

内申点を上げるために意識すべきポイント
  • 遅刻をしない
  • 学校行事の有志をする
  • ボランティア活動に参加する

とくに勉強や成績に自信のないお子さんは、内申点を上げておくことで合格基準に到達するケースがあります。

ゆうた

もちろん勉強に取り組むのは必須ですが、学校生活での態度を良くするのは意識の問題です。

合格したいなら、学校での生活態度を改めましょう。

3.適性検査対策をする

適性検査は私立中学の学力テストとは異なり、教科横断型の問題のため対策をしっかり行う必要があります。

ゆうた

長文読解、資料やグラフの分析、作文などが頻出するため、過去問や模試を活用して対策をしましょう!

過去問を解くことで志望校の出題傾向がわかり、苦手分野の洗い出しもできます

なお、合格率をアップさせたいなら、10年分の過去問を2回取り組むのがおすすめです。

過去問対策ノウハウ10選Youtubeライブ.005.jpeg

合格率を高めるためには。公立中高一貫校ならではの対策をしておきましょう。

4.論理的な思考力を鍛える

適性検査では、与えられた情報を分析して自分の考えをまとめる「論理的思考力」が求められます。

ゆうた

普段から論理的に考える癖をつけておくと、良いトレーニングになりますよ!

「なぜそうなるのか」「どうすればよいのか」を考えられるよう、親御さんはお子さんに問いかけてみるといいでしょう。論理的な思考は日々の繰り返しで身につけられるため、コツコツと努力を重ねてください。

公立中高一貫校の合格を目指す子が自宅でできる3つの対策

公立中高一貫校の合格を目指す子が自宅でできる対策

ここでは、公立中高一貫校の合格を目指す子が自宅でできる対策を紹介します。

  1. 勉強に集中しやすい環境作りをする
  2. 子ども新聞を読む
  3. 読書習慣を身につける

これから受験対策を始めようとしている人は必見です。

1.勉強に集中しやすい環境作りをする

モチベーションに左右されない環境作りが、受験合格には必須なこととしてあげられます。

漫画やゲームなど誘惑されるものを置かないようにすることで、学習効率が良くなり、受験合格率も上がるからです。

特に公立中高一貫では志望校と学習能力にもよりますが、難易度が高いことが多いので受験期の勉強は欠かせません。

ゆうた

集中できる環境で、効率良く学習を進めましょう

なお、関連記事「勉強しない子どもが勉強するようになる行動心理【5つの基本的欲求】」では、子どもの心理について解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。

勉強しない子どもが勉強するようになる行動心理【5つの基本的欲求】子どもに勉強させる方法を科学的に解説!何度言ってもやる気が出ない勉強しない、成績が悪くて塾に入れても伸びないのはどうして?親がストレスでイライラしてしまう。子どもが勉強するようになる対策を知りたい。そんな疑問に答えます!心理学とコーチングを土台にした指導で生徒のやる気を引き出してきた経験や実例紹介します!...

2.子ども新聞を読む

公立中高一貫校は、適性検査で論理的能力が求められる問題を出題する傾向があるため、新聞を読んで考える力を身につけておきましょう。

ゆうた

特に小学生だと年齢的にも合理的に思考できる子が少ないので、普段からのトレーニングが必要です。

子ども新聞が難しい場合には読書やニュースを見て感想を書いてみても良いです。論理的能力を上げる訓練をしておくことをおすすめします。

3.読書習慣を身につける

国語の基礎力を高めるために、読書習慣を身につけさせましょう。適性検査では、文章読解力が必要とされるからです。

長文を正確に読み解く力、自分の意見をまとめる力を身につけられます。

ゆうた

お子さんと一緒に親御さんも隣で読書すると、習慣として身につけやすいです。

1日5分でもいいので、まずは本を手に取るところからスタートしてみてください。

公立中高一貫校に向いている子に関するよくある質問4選

公立中高一貫校に向いている子に関するよくある質問

ここでは、公立中高一貫校に向いている子に関するよくある質問を解説します。

  1. 公立中高一貫校はおとなしい子でも合格できますか?
  2. いつから勉強を始めるべきか?
  3. 合格に必要な勉強時間の目安は?
  4. 公立中高一貫校は受験塾に行かなくても合格できますか?

より深く理解したい人はぜひ参考にしてください。

1.公立中高一貫校はおとなしい子でも合格できますか?

受験の合格に性格は関係ないので、公立中高一貫校はおとなしい子でも合格可能です。

公立中高一貫校の合格に大事な要素は以下のとおりなので、対策をしておきましょう。

公立中高一貫校の合格に大切な要素
  • 適性検査の成績
  • 作文の点数
  • 内申点
ゆうた

性格に関するポイントは直接的な合格の基準にはありません

そのため「おとなしい子だから合格できない」は、間違った情報と言えます。

2.いつから勉強を始めるべきか?

公立一貫校を受験するなら、小学3年生には勉強を始めるのが望ましいです。

小学生3年生は基礎的な分野を学習する時期であり、一度つまづくと後に復習する時間を取るのが困難になるからです。

ゆうた

また、塾のカリキュラムでも4年生から6年生の3年間で完成するように組まれているケースが多い傾向にあります。

そのため、小学3年生から受験勉強を始めるのがベストです。

3.合格に必要な勉強時間の目安は?

受験合格に必要な勉強時間は小学4年生時点だと平日1~3時間、休日2~3時間です。さらに小学6年生となると、過去問対策などで取り組むことが増えるので8時間を確保したいところです。

ゆうた

ただし、あくまでも目安であり、お子さんが勉強に対する理解力があるか、いつから対策を始めたかでも変わります。

また、勉強時間が多くても効率が悪いと結果はついてきません勉強時間よりも効率良く学習できるかを重視するべきです。

4.公立中高一貫校は受験塾に行かなくても合格できますか?

公立中高一貫校は受験塾に行かなくても合格可能です。ただし、公立中高一貫校の試験には適性検査が実施されます。

一般的な私立中学校とは対策方法が異なるため、必ず合格したいという強い気持ちがあるなら通塾がおすすめです。

ゆうた

とくに人気のある学校であれば、ライバルは大手進学塾に通っていることがほとんどなので、通塾については慎重に判断しましょう!

公立中高一貫校に向いている子でも学習環境を整えることが大切

公立中高一貫校に向いている子は論理的能力が高い、勉強を継続的にできるなどが特徴としてあげられます。

特に勉強を継続的に取り組めるかは合格するためだけでなく、入学後も必要な能力です。

そのため、勉強を日々続けられる子は公立中高一貫校に向いているといえます。

ゆうた

とはいえ、受験を成功させるには環境の良さも重視すべきポイントです。

公式LINEでは、500名以上の生徒を見てきた私と受験の悩みに関する個別面談が可能です。

「受験に対して不安を抱えている」「何から始めればいいかわからない」という親御さんはぜひお気軽にご相談ください。