子どもの指導法

中学受験における6年生のスケジュールの立て方3ステップ!7つのコツや学習時のポイントを解説

「6年生になるとどんなスケジュールで受験対策をしたらよいの?」
「中学受験のためのスケジュール管理の方法を知りたい!」
「スケジュールを立てる以外にも注意すべきことはある?」

6年生は、中学受験において重要な学年です。

ゆうた

入試まで1年を切っているため、学習の進め方次第で合否が分かれるといっても過言ではありません

とはいえ、どのようにスケジュールを立てればよいのかイメージが湧きませんよね。

この記事では、中学受験を控えた6年生がいる親御さんに向けて、

  • スケジュールを立てるコツ
  • スケジュールの立て方
  • 学習で意識したいポイント

などを解説します。

最後まで読むことで、学習方針が明確になり、第一志望に合格しやすくなりますぜひご一読ください。

執筆者情報

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ゆうた

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中学受験における6年生の勉強スケジュールを立てるコツ7選

6年生の勉強スケジュールを立てる際には、以下7つのコツを押さえましょう。

  1. 紙のスケジュール表を作成する
  2. スケジュールに宿題を組み込まない
  3. 学習の目標を設定する
  4. 目標とのギャップを理解する
  5. 勉強時間に余裕を持たせる
  6. 夏休み中に過去問に取り組む
  7. 睡眠時間はしっかりと確保する

「こんなコツ知らなかった」と当てはまるものがひとつでもある親御さんは必見です。

なお、スケジュールの組み立て方や管理方法については、YouTubeの動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」でも紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

1.紙のスケジュール表を作成する

スケジューリングを行う際は、パソコンではなく、紙に書き出すのがおすすめです。

ハーバード大学の研究によると、目標や計画を紙に書いた人は、そうでない人に比べて成果が10倍変わったという研究結果が出ています。

ゆうた

つまり、紙でスケジュール表を作ると、成績向上や志望校合格などの目標を叶えられる可能性が高いということです!

その他にも、紙でのスケジュール表作成には、以下のようなメリットがあります。

スケジュール表作成のメリット
  • 勉強の効率がよくなる
  • サボってしまうのを防げる
  • 合格する可能性を上げられる

中学受験において嬉しい効果を期待できるので、スケジュール表を作る際にはぜひ紙に書き出してみてください。

2.スケジュールに宿題を組み込まない

ゆうた

学校や塾から出された宿題は、スケジュールのなかに入れてはいけません!

志望校に合格するためには、宿題よりも優先すべき勉強があるためです。

たとえば、以下のとおりです。

宿題よりも優先したい勉強
  • 苦手を克服するために勉強
  • 志望校の過去問対策
  • 学校や塾の授業の振り返り

なお、宿題をスケジュールに入れると、宿題が終わった時点でお子さんが満足してしまう傾向にあります結果、成績を伸ばすための学習を行えない可能性があるのです。

3.学習の目標を設定する

学習のスケジュールを立てる際には、目標を設定しなければなりません。具体的には、以下のように「どの科目で何点を取るか」を決めましょう。

目標の設定例
  • 5月4日の模試で国語は70点取る
  • 8月24日の模試で算数は80点を取る
  • 9月中に過去問を解いて、理科・社会で70点を取る

日付けまで明確にすることが大切です。

なお、目標を立てる際には、お子さんのレベルにあったものを設定しましょう。「模試で100点を取る」といった高すぎる目標は、達成するのが難しく、モチベーションを維持しにくいためです。

ゆうた

加えて、親御さんが一方的に決めるのではなく、お子さんと相談して決めることをおすすめします

4.目標とのギャップを理解する

学習の目標を設定したら、現在のお子さんのレベルではどのくらいギャップがあるのかを理解しましょう。

たとえば「来月の模試で国語は80点を取る」という目標を設定したとします。お子さんの現在の実力が50点だとすると、30点のギャップがあることがわかります

そのため、この30点を埋めるためにどんな学習が必要なのかを分析しなければなりません。具体的には、以下のように「どの問題を何問正解するか」を考えましょう。

ギャップを埋める分析例
  • 漢字問題で満点を取る:10点
  • 読解問題の正解率を上げる:10点×2問(大問2問分)
ゆうた

ざっくりとした分析ですが、模試や過去問などの問題を見ながら、必要な学習を割り出します

5.勉強時間に余裕を持たせる

カツカツな時間設定をしてしまうと、継続が難しくなる恐れがありますそのため、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

ゆうた

たとえば、ドリルや問題集をする場合は、解くだけでなく採点や見直しなどの時間を含めます

そのうえで、さらに時間に余裕を持たせることが大切です。

具体的には、お子さんに「この問題集を10ページするにはどのくらいかかりそう?」と聞きます。その後、かえってきた回答を元に、スケジュールを立てていきましょう。

6.夏休み中に過去問に取り組む

過去問対策をする際は、できるだけ夏休み中に行いましょう。

「習っていない内容も多いのに、過去問を解く意味はあるの?」と感じる方は多いです。しかし、早い段階から取り組むことで、志望校でどんな問題が出るのかを理解できます。

さらに、以下の図のように、自分の苦手を把握したり試験に出やすい分野に絞って力を入れられたりします

夏に過去問を取り組む効果
ゆうた

つまり、夏の間に過去問に取り組めば、秋以降の学習効率が上がるということです!

夏休み中の勉強スケジュールを組み立てる際は、ぜひ過去問対策を行う時間を設けてみてください

7.睡眠時間はしっかりと確保する

「6年生でもう時間がないから」といって、お子さんの睡眠時間を削るのはNGです。集中力が低下したり、体調を崩したりする恐れがあります。

ゆうた

私たち大人でも、睡眠不足になると仕事や家事などのパフォーマンスは下がってしまいます

8時間程度の睡眠時間は確保したうえで、学習のスケジュールを立てましょう。

なお、睡眠不足は、中学受験が失敗する要因でもあります。

その他の注意したい内容については、関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」にて紹介しているので、ぜひご一読ください。

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中学受験における6年生の勉強スケジュールの立て方3ステップ

6年生の勉強スケジュールを組み立てる際は、主に以下3つのステップを踏みましょう。

  1. 1週間のスケジュールを立てる
  2. 毎日のスケジュールを立てる
  3. 計画通りにできたかを振り返る

各ステップの注意点やコツなどを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.1週間のスケジュールを立てる

まずは、紙のウィークリーシートを活用して、1週間のスケジュールを立てましょう。主に、以下の6ステップで進めていきます。

1週間のスケジュールの立て方
  1. 直近の目標点数を書く
  2. 今週やるべきことを書く
  3. 日付をかく
  4. すでに埋まっている学校や塾、習い事などの時間を埋める
  5. 空いている時間に重要でやるべきことを書き入れる
  6. 余ったところに学校や塾の宿題を書き入れる

1週間のスケジュールを立てる際には、叶えたい未来に向かって予定を埋めていく必要があります

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お子さん自身が「模試で点数を伸ばすにはこの勉強が必要だ」「偏差値を上げるためにこの宿題をしよう」などと、勉強する目的を理解しなければなりません!

2.毎日のスケジュールを立てる

1週間のスケジュール表ができたら、1日のやることリストを作成しましょう。

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毎日のスケジュールを立てることで、時間の使い方を1日単位で管理できます

1日のやることリストは、主に以下の手順で進めていきます。

毎日のスケジュールの立て方
  1. 「今日やるべきこと」を紙に書き出す
  2. いまの目標や達成のために必要な行動を自問自答する
  3. 優先順位を「ABC」でつける
  4. 勉強にかかる時間を書き足す
  5. Aのタスクから先にスケジュールを書き出す

なお、勉強を始める前や前日の夜に、スケジュールを立てることをおすすめします。直近に行うことで、モチベーションが高まった状態で学習に取り組めるでしょう。

3.計画通りにできたかを振り返る

1週間や毎日のスケジュールを立てたら「計画通りすすめられたか」を1日の終わりに振り返りましょう。

具体的には、スケジュール表に実際の勉強時間を書き入れますこれにより、組み立てた計画と実行した内容が一致したかを確認できます。

ゆうた

なお、計画通りに進めていれば、スケジュール表にスタンプやシールを活用するのがおすすめです!

目標達成が可視化されるため、お子さんのモチベーションを上げられます。

ここまで紹介した内容をもとに、学習のスケジュールを組み立ててみてください。

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スケジュール以外にも!6年生が中学受験で意識したいポイント5選

中学受験を成功に導くためには、スケジュール以外にも意識したいポイントがあります。主に、以下の5点です。

  1. 試験に出やすい分野を優先して対策する
  2. 「わかったつもり」を放置しない
  3. 受験勉強に集中できる環境を作る
  4. 塾や学校の先生とコンタクトを取る
  5. 良好な親子関係を維持する
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スケジュールを立てても、勉強のやり方が間違っていては効果が薄くなります

ぜひチェックしてみてください。

1.試験に出やすい分野を優先して対策する

6年生が中学受験対策をする際は、試験に出やすい分野を優先しましょう。

志望校の試験に出ない分野をいくら対策しても、得点にならなければ合格は難しいです。そのため、出題傾向を確認してから学習を進めます。

さらに、以下の図のような試験に出やすい分野とお子さんの得意分野が重なる部分は、学習のモチベーションを保てます。

優先する分野
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志望校の出題傾向を分析して、そのなかにお子さんの得意分野がないかを確認しましょう!

2.「わかったつもり」を放置しない

学校や塾で習った内容を「わかったつもり」になっているお子さんは多いものです。この状態を放置していては、志望校の合格は難しいでしょう。

中学受験を突破するには、以下の図のように知識を定着させなければなりません。

学習向上の3ステップ
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「点になる」の状態まで持っていくことで、模試や入試で実力を発揮できるレベルの学力になります

知識を定着させるためには、問題を解いた際に、お子さんにその答えとあわせて解法の説明を求めましょう答えがあっていても、説明ができていなければ再度チャレンジすることが重要です。

3.受験勉強に集中できる環境を作る

志望校に合格するためには、受験勉強に集中できる環境を作る必要があります。

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環境を整えれば、お子さんが自主的に学習しやすくなります

具体的には、以下のことを行いましょう。

学習環境の整え方の例
  • 1時間でゲームの電源が切れるようにする
  • 子どもの部屋にマンガやスマホを置かない
  • 毎日決まった時間にテレビを消す
  • 休日の学習には図書館や塾の自習室を利用する
  • 子どもが勉強している時間に大人も勉強や仕事をする

どうしたら子どもが自然と机に向かってくれるかを考えて、行動に起こします。自主的に学習してくれれば、親御さんが「勉強しなさい」と叱る必要もないでしょう

4.塾や学校の先生とコンタクトを取る

中学受験では、お子さんの学習レベルを正確に把握することが大切です。そのために、塾や学校の先生との積極的なコンタクトを意識しましょう。

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主に「どのくらいの学力なのか」「志望校合格のためにはどのくらい学力を伸ばさないといけないのか」などを質問します!

さらに、コンタクトを取ることで、塾や学校の先生がお子さんを気にかけてくれる可能性が高くなります結果、手厚い指導を受けられたり、精神面でサポートしてもらえたりすることが期待できるでしょう。

5.良好な親子関係を維持する

中学受験では、親子関係が重要なカギです。親御さんの言動次第で、お子さんも学習意欲は左右されます。

たとえば、お子さんが常に叱られている状況では、勉強には集中できません。「なんで怒られているんだろう」「叱られるくらいなら受験なんか辞めたい」と感じてしまえば、学習から逃げるようになってしまいます。

良好な親子関係を維持するためには、以下の習慣を意識してみてください。

身につけたい習慣
  • 傾聴する
  • 支援する
  • 励ます
  • 尊敬する
  • 信頼する
  • 受容する
  • 意見の違いを交渉する
ゆうた

6年生という中学受験のラストスパートだからこそ、親御さんの言動が重要になります!

なお、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5」では、親御さんが注意したい言動についても触れています。「第一志望の中学校に行って欲しい」と考えている方は、ぜひ視聴してみてください。

6年生の勉強スケジュールを立てて中学受験を成功させよう

中学受験を成功させるには、スケジュールを立てる必要があります。6年生の場合、夏の時点で過去問対策をするのが重要なポイントです。

ゆうた

なお、スケジュールを立てるだけでなく、試験の頻出分野を学習したり、知識を定着させたりすることも意識してみてください!

とはいえ「学習の進め方に不安が残る」「このままの勉強をさせていてよいのか」など、不安を感じている親御さんは多いのではないでしょうか。

私の公式LINEでは、スケジュールを立て方はもちろん、お子さんにあった学習方法を発信していますいまなら過去問対策や科目ごとの攻略方法をまとめたスライドなどの特典を受け取れるので、ぜひ友だち追加してみてください。

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