「子どもがまったく勉強しないことに不安を感じる」
「将来的に悪影響がでないか心配」
「対策方法はある?」
遊んでばかりいて勉強しない子どもの様子を見ていると、将来的に影響がでるのではないかと心配になる親御さんもいるでしょう。
まだまだ学歴が重視されることの多い日本では、進学先や就職先の選択肢を狭めることにつながる可能性があります。
お子さんには、なるべく苦労させたくないですよね。
そこでこの記事では、勉強しない子どもの末路について知りたい親御さんに向けて以下の内容を解説します。
- 将来的なリスク
- 勉強しない子の特徴
- 親御さんが実践すべき対策
- 親御さんができていないこと
できることから実践すれば勉強習慣が身につくはずですので、ぜひ最後までお読みください。

なお、YouTubeでは勉強に対してやる気を持てなかった子どもが主体的に勉強するようになった実績について、親御さんとの対談形式で紹介しています。お子さんのモチベーションアップ方法を知りたい方は、あわせて視聴してみてください。
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勉強しない子の末路とは?6つのリスクを紹介

中学受験をする場合、小学3年生の大半が平日・休日問わず1~2時間、6年生の夏以降の平日では3時間、休日では5時間以上学習しているお子さんが半数以上であるという結果が出ています。
そのため、平日なら1~2時間以下の勉強時間だと、勉強しない子と判断できるでしょう。
そこでここでは、勉強しなかった子どもの末路について、以下の6つのリスクを紹介します。
- 受験に合格できなくなる
- 努力習慣が身につかない
- 留年・中退する可能性が高まる
- 進学・就職に影響がでる
- 将来の収入が低くなるリスクがある
- 自己肯定感が低下する
1つずつ解説するので、お子さんの将来をイメージしながら読み進めてください。
参考:Z会イマドキ中学受験情報中学生Z会員の保護者に聞いた!中学受験アンケート|Z会受験情報ナビ
1.受験に合格できなくなる
中学受験を目指している場合、志望校合格が困難になる可能性があります。学校で習っているはずの基礎が習得できていないと、試験で出題される応用問題が解けないからです。
また、中学受験をしないにしても、高校や大学での受験で苦労することになるでしょう。
勉強は常に「基礎の積み重ね」です。
算数の割り算は引き算ができることで理解できるように、どのような教科も前の分野が習得できていることを前提に進められます。勉強しないと、受験のタイミングで苦労することになるでしょう。
なお、関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」では、中学受験で失敗する子どもの特徴について解説しています。お子さんを志望校に合格させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

2.努力習慣が身につかない
勉強しない子どもは、努力習慣が身につかない傾向があります。わからないことや難しいことに対して、深く考え答えを導く努力を怠ることが多いからです。
勉強は知識を身につけるだけでなく、継続して頑張ることから「努力習慣」が習得できます。
解けない問題に対して理解できるまで頑張ることができない子どもは、途中で投げ出す傾向のある性格になるかもしれません。
勉強によって身につけられるはずだった「努力して解決する力」が習得できないことから、どのようなことでも結果をだしにくい将来につながります。
3.留年・中退する可能性が高まる
義務教育期間中は問題ありませんが、高校や大学に進学すると成績がよくないと進級できないことがあります。
留年したり、場合によっては途中退学を余儀なくされたりすることがあるでしょう。
勉強しない子は危機的状況に陥っても「やる気が起きない」ことから、成績アップに力を入れられない可能性が高いです。日頃からの勉強習慣で、コツコツ基礎知識を積み上げてリスクを回避しましょう。
4.進学・就職に影響がでる
日頃からの勉強習慣がない子どもは、将来的に進学先や就職先を選べない悪影響がでる可能性があります。勉強は基礎の積み重ねのため、小学校で習得した知識は中学や高校でも使用するからです。
土台となる基礎部分が理解できていないと、学年が上がるにつれて勉強についていけなくなり、成績が低下するでしょう。
残念ながら、学歴を重視する企業はいまだに多く存在します。
実際に大学(学部)・短期大学(本科)への進学率は62.3%と過去最高です。夢を叶えるために必要なことが学べる環境に飛び込むためには、学力が必要ということがわかります。
将来の選択肢を広げるためにも、勉強は欠かせません。
5.将来の収入が低くなるリスクがある
学歴による収入格差はいまだにあります。
令和6年度の厚生労働省による統計調査によると、学歴別の平均賃金には、以下のような差があることがわかりました。
最終学歴 | 平均賃金(男女計) |
---|---|
高校 | 288,900円 |
専門学校 | 306,900円 |
高専・短大 | 307,200円 |
大学 | 385,800円 |
大学院 | 497,000円 |
学歴が低いほどに賃金が安い傾向にあることがわかります。勉強しない子は、学歴が伸びにくいことが多いので、将来的に得られる収入が減少することがリスクです。
なお、関連記事「【無知は損】小学生が勉強しない理由8選!末路や親御さんにできる対処法も現役塾講師が解説」では、子どもが勉強しない心理や原因について解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

6.自己肯定感が低下する
勉強しないことにより成績が下がり、周囲との差が生じることで、自己肯定感が低下する可能性があります。
努力しても報われないと思い、勉強から遠ざかってしまう可能性があります!
また、勉強での成功体験や達成感がないと、何事にもモチベーションが下がりやすいです。「自分にはできない」と思い込むようになっては、勉強以外のことにもチャレンジを避けるようになるでしょう。
勉強しない子に共通する5つの特徴

ここでは、勉強しない子どもの特徴を解説します。
- 学ぶ目的や目標がない
- 授業についていけていない
- 集中力がない
- 何から取り組むべきかがわからない
- 反抗期で親の言うことを聞きたくない
お子さんに当てはまる項目がないか確認してみてください。
1.学ぶ目的や目標がない
楽しいことに興味を持ちやすい子どもは、友達と遊んだりゲームしたりと、娯楽の時間が多くなりがちです。どうして勉強する必要があるのかを理解できていないと、モチベーションは上がりません。
「■■中学に入りたい」「△△の仕事に就きたい」など、具体的な目的や目標を定めて勉強へのやる気を起こしましょう!
将来的にどうなりたいかを明確にして、そのために今すべきことを伝える必要があります。夢を叶えるための準備を今から始める必要があることを理解してもらい、自ら勉強しようと思えるモチベーションに整えることが大切です。
2.授業についていけていない
学年が上がると勉強の難易度が上がり、授業についていけず勉強がわからないことが原因でやる気が下がる子どもがいます。
初めは食らいつこうとするものの、追いつけないことを悟ると諦めて勉強しなくなるケースが多いです!
授業についていけていない場合は、基礎に立ち返り学び直すことが必要です。

また、個別に指導してもらえる環境で、苦手克服のための学習をするのもいいでしょう。「わかる」という経験を積み重ね、学習意欲を取り戻すことが求められます。
なお、個別指導での成果を知りたい方は、関連記事「【受講者の声】3ヶ月で算数偏差値12アップ!5つの子どもの変化や取り組んだことも解説」が参考になります。私の個別指導塾でお子さんが学力アップした事例なので、あわせてチェックしてみてください。

3.集中力がない
集中力がないお子さんは、長時間の勉強をするのが難しい傾向にあります!
そもそも子どもは大人に比べて集中力が長続きしにくく、低学年なら15分、高学年なら30分が目安とされています。わからない問題や苦手な教科に取り組むとなれば、余計に集中力は下がるでしょう。
そのため、少しでも長く勉強時間を確保したい場合には、お子さんが集中できるように工夫する必要があります。勉強時間を短く区切ったり、こまめに休憩を挟んだりが有効です。
なお、ゲーム感覚で学べる教材やタイマー学習法などを取り入れると、自然に集中して勉強に取り組めるでしょう。
4.何から取り組むべきかがわからない
何の勉強から取り組むべきか決まっていないと、せっかく机に向かってもやる気を失うことがあります。すると、座っていることに飽きて勉強を後回しにしてしまうのです。
1日のスケジュールを明確にして、取り組むべき勉強内容を予定しておきましょう!
机に向かったときに迷っている様子があれば、お子さんになぜ勉強をしないのかを優しく聞いてみてください。何をすればいいかわからないことが原因で行動できていないのかを見極められます。
なお、スケジュールの立て方については、関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」をチェックしてみてください。
5.反抗期で親の言うことを聞きたくない
小学校高学年になると、ちょうどお子さんの反抗期や思春期と重なるでしょう。
この時期は、親の言うことを素直に聞けなくなり、真面目でいることがかっこ悪いと思うようになるため、あえて勉強を避ける傾向にあります。
また、親だけでなく、先生や他の大人の助言に対しても耳をふさぐ子どももいます。身近な大人からのサポートでは改善が難しい場合には、子どもが信頼を寄せる第三者や年の近い先輩などからの声かけが有効です。
親以外のサポートも視野に入れて、勉強したくないお子さんの気持ちを切り替えてあげてください。
勉強しない子の末路を回避するために実践すべき対策5選

どうしても勉強しない子どもには、以下のような対策を取ることをおすすめします。
- 先生と約束をしてもらう
- スケジュールを立てておく
- 学習アプリを活用する
- モチベーションが上がるように工夫する
- 将来の夢について話し合ってみる
1つずつ確認してみてください。
1.先生と約束をしてもらう
勉強しないお子さんに対して、親御さんが「早く勉強しなさい」「いつになったら始めるの?」などと声をかけるのは逆効果です。
勉強のモチベーションを上げるために、塾や学校の先生に「今日は何の勉強をする」と帰宅前に宣言し、翌日できたか報告するという約束をしてもらうようにしましょう。
身近な親から言われると反抗したくなる子どもでも、第三者との約束ならすんなり守れることが多いです。親御さんが「何回注意したら済むの?」などと思うストレスを軽減させるのにも効果的なので、ぜひ実践してみてください。
とはいえ、先生は忙しいため声をかけにくいと思う方がいるかもしれません。そのような方は、関連動画「【中学受験のストレス99%減】親の代わりに僕から子どもにアドバイス12選【親子の仲介】」をご活用ください。
お子さんに向けて勉強を促す声かけをしています。この動画を活用して親子関係が良好になった家庭があるほど効果は抜群なので、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
2.スケジュールを立てておく
お子さんが達成感を味わえるよう、紙のウィークリーシートに1週間の学習スケジュールを計画しておきましょう。ハーバード大学の研究によると、目標や計画を紙に書いた場合とそうでない場合では、成果に10倍の差が生まれることがわかっています。
その日決めていた学習をクリアできたらお気に入りのスタンプを押すなど、モチベーションアップにつながるような工夫は効果的です。
実際に私の生徒には、スケジュールに押すスタンプがやる気を引き出し、自ら勉強に取り組むようになった子がいます!
ただし、子ども1人でスケジュールを立てるのは難しいため、親御さんのサポートは欠かせません。
親御さんに知っておいてほしいスケジュールの立て方は、関連記事「【ダウンロード可】中学受験の勉強スケジュールを管理するコツ5選!注意点を解説」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

3.学習アプリを活用する

勉強を始めるのに時間がかかる場合には、学習アプリを活用するのがおすすめです。ゲーム感覚で勉強に取り組めるため、楽しく学べるのが魅力です。集中できるまでの導入として、利用してみるといいでしょう。
なお、学習アプリは以下のようなものがあります。
- スタディサプリ
- ビノバ
- おうちゼミ 1~6年生の学習 など
ただし、利用する際は時間制限を設けたり、ほかのアプリを使用できないように設定したりすることが大切です。
アプリを活用し、勉強に楽しく取り組めるような工夫をしてあげてみてください。
4.モチベーションが上がるように工夫する
お子さんのモチベーションが上がるように工夫をしましょう。
子どもが勉強したくなるためには、5つの基本的欲求を満たす情報を与える必要があります。
- 生存の欲求
- 愛、所属の欲求
- 力の欲求
- 自由の欲求
- 楽しみの欲求
お子さんがどのような欲求を満たすためなら勉強にやる気になるかどうかを見極める必要があるでしょう。
お子さんにどのような情報を与えればよいかわからない方は、関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」をご活用ください。
子どもがやる気になる方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
5.将来の夢について話し合ってみる
将来の夢についてお子さんと話し合ってみるのがおすすめです。
夢や目標が明確になることで、勉強への意欲がでてくる子も多いです!
親御さんがお子さんの話を聞いてあげるときは、以下のポイントを意識しましょう。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
お子さんの話をしっかりと聞いて、勉強するきっかけをつかめるようにしてみてください。
勉強しない子どもの親御さんができていない5つのNG行動
子どもが勉強しない理由の1つに、親御さんが以下のことを実践できていない可能性があります。
- 志望校見学をしていない
- 学習環境が整えられていない
- 優秀な先生と出会えていない
- 塾や学校の先生とコンタクトを取っていない
- 親御さん自身が勉強していない
今日から取り組めることがあるので、ぜひ試してみてください。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」で、さらに詳しく解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
1.志望校見学をしていない
中学受験を目指している場合には、子ども自身のモチベーションを高めるために志望校見学は必ずおこなってください!
子どもの「絶対にこの学校に通うんだ」という強い気持ちを引き出すために、行きたい学校を見学しておくことが有効です。
学校や塾では、志望校についてしっかり考える時間を取ってもらえません。そのため、行きたい学校のことを理解するためには、家庭でフォローする必要があります。
まずは興味のある学校について、インターネット検索することから始めてみましょう。志望校見学は子どもにとってターニングポイントとなるほど重要なので、親御さんが有給を取ってでも行っておいてください。
2.学習環境が整えられていない
自宅の学習環境が整えられていないと、勉強しない子どもとなります。そのため、以下のような工夫で勉強に集中できる環境をつくってあげましょう。
- スマホを勉強部屋に持ち込まない
- 漫画を机の周辺に置かない
- テレビやゲームはオートオフ機能を活用する など
家には誘惑が多いため、勉強以外のことに気が向かないように工夫が必要です。
なお、自宅ではどうしても勉強できない子どもには、自習室や図書館の利用を促してあげてください。静かで落ち着いた環境が整い勉強するしかないことから、勉強がはかどります。
3.優秀な先生と出会えていない
勉強しない子どもは、あこがれの先生に出会えていない可能性があります。なお、ここでいう優秀な先生とは、学歴だけでなく「人間的に魅力がある人」のことを指しています。
「生徒の成功は自らの成功だ」と本気で思っている先生が優秀です!
また、先生自身が何かしらの目標を持って学び続けているとより子どもによい影響を与えます。先生が頑張っている姿を見て、子どもは「私も負けないようにしよう」とやる気がアップします。
生徒の指導に本気で取り組んでくれるような、優秀な先生がいないか探してみてください。
身近に熱心な先生はいない場合には、私がお子さんの指導をいたします!これまで500名以上の中学受験に携わり、オーダーメイド感覚で指導してきました。
一人ひとりにあわせた指導の結果「ゆうた先生に報告できるように勉強を頑張った」などと、自ら勉強するようになった子が数多くいます!
お子さんが勉強しないことに不安を抱える親御さんは、不定期で開催している個別相談会でお悩みをお聞かせください。

4.塾や学校の先生とコンタクトを取っていない
中学受験を成功させるには、子どもの学力を把握しておく必要があります。そのため、塾や学校の先生に定期的に子どもの様子を聞いておきましょう。
「どのような単元でつまずいていますか?」「苦手としている科目はありますか?」など、現在のレベル感を聞いてみてください。
そのうえで、志望校合格を目指すためにどのくらいの期間で成績を伸ばせばいいか相談することが大切です。
コンタクトを積極的に取ることで、先生が子どものことを気にかけてくれるようになる効果も期待できます。
5.親御さん自身が勉強していない
子どもが勉強している時間は、親御さんも一緒に学習に取り組むことを心がけてください。
親御さんが頑張っている背中を見せることで、子どもはやる気がでます。
資格取得のための読書やスキルアップのための勉強など、取り組む内容は問いません。「仕事で疲れているからゆっくりしたい」「たまった家事を進めたい」と思う気持ちはあるでしょう。
しかし、子どもも同じように「塾で頑張ったからゲームがしたい」などと、我慢しながらも勉強に取り組んでいます。子どもが机に向かっている時間は、なるべく勉強することを意識すると子どもが変わる可能性があります。
勉強しない子の末路を回避するため早めに対策しよう

勉強しない子は、努力が苦手になったり、進学先や就職先に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
リスクを回避するためには、ポイントを押さえたうえで対策してあげることが大切です。
とはいえ、子どもに適した対策がわからないと悩む親御さんがいるかもしれません。そのような方は、ぜひ無料個別相談会でお悩みをお聞かせください。
お子さんの性格にあわせた効果的な勉強方法や声かけをアドバイスいたします!
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