「私立中学の特待生制度にチャレンジするか迷っている」
「特待生のメリットだけでなく、デメリットも知りたい!」
「特待生になるのは、偏差値はどのくらい必要なのか?」
特待生に選ばれると、入学金や授業料などの費用が免除されます。経済面でも助かるため、制度を利用しようと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、特待生制度には注意すべきデメリットがあります。
知らないままでいると、お子さんの負担や悩みの種になる恐れがあるでしょう!
この記事では、私立中学校の特待生制度を利用しようと考えている方に向けて、
- デメリット
- メリット
- 学習の秘訣
などを紹介します。
特待生にチャレンジするのは、メリットだけでなくデメリットを知ってから決めることが大切です。ぜひご一読ください。
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私立中学の特待生制度のデメリット3選
私立中学校の特待生制度には、主に以下3つのデメリットがあります。
- 人間関係の悩みに発展する場合がある
- 特待生を3年間キープするのが難しい
- 大学入試が制限される場合がある
「中学受験で特待生を狙うか迷っている」という親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
1.人間関係の悩みに発展する場合がある
周りのお子さんは、特待生についてよい印象を持っていない場合があります。
環境次第ではありますが「賢いからって優遇されてずるい」と思われる可能性は0ではありません!
加えて、特待生で居続けるためには、常に成績上位を狙う必要があります。
しかし、同級生は、特待生ほど成績に執着していない可能性も考えられます。「テストは赤点じゃなければ大丈夫」「授業は最低限聞いておけばよい」などと考えるお子さんもいるでしょう。
このように特待生になると、同級生からねたまれたり、価値観があわなかったりする場合があります。結果、中学校の人間関係で悩んでしまうかもしれません。
2.特待生を3年間キープするのが難しい
学年が変わるごとに、特待生の審査を行う中学校が多いです!
成績が下がれば、特待生から外されてしまう場合があります。特待生をキープし続けるには、成績上位を維持しなければなりません。
結果、お子さんにとってプレッシャーになることもあります。たとえば、以下のように不安や悩みを抱える場合もあるでしょう。
- 次のテストでは順位を落とせない
- 数学が苦手なのにどうすればよいかわからない
- 特待生でなくなったら親に怒られそう
お子さんはストレスを感じ、食欲不振や体調不良の悪化などにつながる恐れが考えられます。
3.大学入試が制限される場合がある
大学受験の入試が制限されるのは、中高一貫校に入学して、高等部でも特待生をキープした場合です。
大学受験の際に、指定校推薦や公募推薦制度を利用できない可能性があります。特待生は成績がよく、一般入試でも十分だと判断されるためです。
受験方法が制限されるのは、特待生制度の注意点といえます!
とはいえ、すべての学校が特待生に、指定校推薦や公募推薦制度を利用させないわけではありません。あくまでも一般論として頭に入れておきましょう。
このように、特待生制度には、注意すべきポイントがあります。チャレンジするかどうかは、お子さんと一緒に決めることが大切です。
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デメリットだけじゃない!私立中学の特待生制度のメリット5選
私立中学校の特待生制度には、デメリットしかないように思えます。しかし、メリットに感じる点があることも事実です。
こちらでは、特待生制度の魅力について紹介します。主に、以下の5点です。
- 入学金や学費を抑えられる
- お子さんの自信が高まる
- 入学後の手厚いサポートを期待できる
- 中学受験の選択肢が広がる
- スポーツや芸術など学力以外でも特待生になれる
順番に見ていきましょう。
1.入学金や学費を抑えられる
特待生制度を利用すれば、経済面で有利に働きます!
私立中学校の場合は、入学金で約30万円、授業料と設備維持費を含めて年間130万円程度の費用がかかります。特待生制度を利用すれば、これらの費用が免除されます。
なお、免除される費用や期間は学校によって異なります。特待生制度の内容の例は、主に以下のとおりです。
- 授業料の全額・半額免除
- 入学金の免除
- 所定額の給付
特待生制度の利用を検討している方は、免除される内容や費用についても調べておきましょう。
2.お子さんの自信が高まる
特待生になるということは、中学校から学力が認められた証拠です。そのため、お子さんの自信が高まる可能性があります。
たとえば「特待生になれたんだから、入学してもがんばろう」と前向きになれるでしょう!
お子さんの自信が高まれば、勉強に主体的に取り組むことが期待されます。加えて、学校行事や部活動などにも、積極的に参加する可能性も考えられます。
このように、お子さんのモチベーションが高いと、入学後によいスタートダッシュが切れるでしょう。
3.入学後の手厚いサポートを期待できる
特待生に選ばれるということは、学力が高く学校からも期待されている証拠です。そのため、以下のようなサポートが期待できます。
- 他の生徒よりも学習を気にかけてくれる
- 進路の相談に親身になって聞いてくれる
- 難関大学受験を応援してもらいやすい
お子さんや親御さんにとって、魅力的なサポートを受けられる可能性が高いです!
とはいえ、学校側は、特待生の有無に関わらず全員の生徒をサポートする必要があります。あくまても、特待生はサポートが受けやすい立場にいることを頭にいれておきましょう。
4.中学受験の選択肢が広がる
経済的に厳しい場合でも、特待生制度を利用すれば、私立中学校が第一志望や滑り止めなどの候補に上がります。
特待生に選ばれることで、入学金や学費が免除されるためです。そのため、入学後の費用を抑えられます。
とくに「お金がないから国公立だけ受験しよう」と考えている方は、私立中学の特待生制度の利用を検討してみてください!
中学受験にかかる費用について悩んでいるのなら、関連記事「【悩みを解決】中学受験でお金がないときの対処法5選!費用抑えてできる学習支援の方法を紹介」をご覧ください。「中学受験をしたいけどお金がない」と困っている方に向けて、解決策を紹介しています。
5.スポーツや芸術など学力以外でも特待生になれる
特待生は、成績優秀者が対象になっているケースがほとんどです。
しかし、中学校によって基準や種類が異なります。学力以外では、以下の特待生制度を設けている場合があります。
- スポーツ特待生
- 芸術特待生
- 経済特待生
お子さんの得意分野次第で、特待生に選ばれる可能性があります!
「野球好きでコーチからもよく褒められる」「ピアノが得意」といったお子さんは、学力以外の特待生制度を狙うこと検討してみてください。
中学受験で特待生を狙いたいなら偏差値60以上を目指そう
特待生に選ばれるためには、学力が高くなければなりません。目安として、偏差値60以上を目指しましょう。
こちらでは、偏差値を上げるために学習の秘訣を7点紹介します。
- 学習内容の定着を図る
- 勉強に集中できる環境を整える
- 中学受験のモチベーションを高める
- 通わせる塾を吟味する
- 正しい過去問対策を身につけ行動に移す
- 学習のスケジュールを管理する
- 試験に出やすい分野から対策する
「特待生に選ばれるための勉強方法がわからない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、偏差値60を目指すためのノウハウは、関連記事「中学受験で偏差値60を目指す勉強時間の使い方5選!学習を無駄にしない方法を解説」でより詳しく解説しています。学習した時間をムダにしないためにも、ぜひチェックしておきましょう。
1.学習内容の定着を図る
試験での正答率を上げるためには「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏む必要があります。以下の図は、学力向上の段階を表したものです。
最終段階の「点になる」状態まで知識を定着させれば、試験本番でも解答を導けるようになります!
学習内容の定着を図るには、お子さんに問題を解いてもらう際に、答えと一緒に解法を説明してもらいましょう。他人に説明することで、試験で正解できるレベルまで学力を高められます。
2.勉強に集中できる環境を整える
お子さんに勉強に取り組んでもらうには、学習に集中できる環境を作る必要があります。
たとえば、1時間でゲームの電源が切れるようにしたり、毎日決まった時間にテレビを消したりなどします。このように、誘惑を排除する仕組みを作ることが大切です。
環境を整えることで、自分から勉強する子は多いものです。
また、お子さんが自主的に学習すれば、親御さんが叱る必要がなくなります。
私の生徒の親御さんからは「叱ったりイライラしたりすることがなくなってから、子どもの学力が向上した」という声をもらっています!
3.中学受験のモチベーションを高める
中学受験を成功させるには、お子さんのモチベーションが重要です!
やる気を引き出せば、お子さんは自然と学習に取り組むようになります。
モチベーションを高めるには、主に以下の方法がおすすめです。
- 親子で志望校へ見学に行く
- 中学受験の具体的な目標を決める
- お子さんと一緒に勉強をする
とくに、志望校見学はぜひともやっておきましょう。入学したときのイメージが明確になり「絶対に合格するぞ」と、お子さんの意欲を高められるためです。
なお、関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、お子さんのモチベーションを高めるさまざまなノウハウを紹介しています。心理学に基づく再現性の高い方法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
4.通わせる塾を吟味する
特待生に選ばれるため、中学受験で偏差値60を目指すために、塾に通うお子さんは多いです。しかし、なんとなく選んでいては効果は期待できません。
カリキュラムや指導方法など、塾によって違いがあるためです。
もっと厳密にいうと、同じ塾でも、校舎次第で合格実績や講師の質などがことなります!
とくに、偏差値60以下のお子さんは、集団塾よりも個別指導塾をおすすめしています。
お子さんにあったオーダーメイドのカリキュラムで、成績が伸びやすいためです。さらに、マンツーマンの指導により、丁寧なフォローが期待できます。
5.正しい過去問対策を身につけ行動に移す
過去問を1年分解くと、合格率は3%上昇すると言われています。特待生を狙うのであれば、過去問対策は必須です。
しかし、やり方が間違っていれば、正答率は上がらないままです!
そのため、正しい過去問対策を知ったうえで、実践に移す必要があります。
正しい過去問対策の方法は、主に以下のとおりです。
- 小学6年生の夏までに着手する
- 10年分の過去問題を2周解く
- 間違えた問題は理由も記録する
- 最初のうちは時間制限なしで解く
- 解く際には拡大コピーをする
なお、この記事で紹介した過去問対策は、ほんの一握りです。YouTubeの関連動画「【知らないと落ちる】中学受験過去問対策の真実10選」では、より詳しいノウハウを紹介しているので、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
6.学習のスケジュールを管理する
成績アップのためには、毎日のスケジュール管理が必要です。
スケジュールは、いわば地図のようなものです。持っている地図が間違っていれば、志望校合格や特待生への選出などの目的地にはたどり着けません。
とはいえ、お子さん自身でスケジュールを組み立てたり管理したりするのは難しいです。そのため、親御さんは以下のステップで学習の計画・管理を行いましょう。
- スケジュール表に1週間の予定を組み立てる
- 毎日の予定をスケジューリングする
- 1日の終わりに計画通りにできたか振り返る
毎日の予定だけでなく、1週間の学習計画を立てることが大切です!
なお、関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」では、スケジューリングのノウハウをより詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
7.試験に出やすい分野から対策する
特待生を狙うためには、志望校の入試でよい成績を残す必要があります。そのため、試験に出やすい分野から優先して対策をしましょう。
正答率が上がりやすく、効率よく成績を伸ばせるためです。
よく「うちの子はつるかめ算が苦手だから、優先して勉強させよう」と考える親御さんがいます。しかし、いざ志望校の入試を確認したら「つるかめ算はそこまで出題されないとわかった」というケースが少なくありません。
つまり、苦手を克服しても、試験に出にくい分野をやっていては非効率ということです!
効率よく成績を伸ばすには、志望校の過去問の出題と傾向を確認しましょう。そのなかから、お子さんが得意である分野を優先して学習するのがおすすめです。
中学の特待生にはメリット・デメリットがある!チャレンジの有無は親子で話し合おう
特待生制度は、人間関係の悩みやお子さんのプレッシャーにつながるなどのデメリットがあります。
しかし、メリットがあることも事実です。たとえば、経済面で助けられたり、お子さんの自信になったりするなどの効果が期待できます。
しかし、特待生を目指すかどうかは、親子でよく話し合って決めるべきです。中学受験の方向性を統一し、親子二人三脚で臨みましょう。
とはいえ、成績アップの方法や苦手科目の克服など、受験について悩みを抱えている親御さんもいるのではないでしょうか。
私が紹介している中学受験のノウハウを実行して、学力を伸ばしたお子さんは多いです。
過去には模試E判定の状態から、偏差値76の中学校へ合格した実績もあります!
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