「中学受験を目指す小学生は夏休みをどう過ごしている?」
「小学6年生の夏休みはどれくらい勉強時間を確保するべき?」
「勉強スケジュールの立て方や管理方法が知りたい!」
小学6年生の夏休みは中学受験の天王山です。夏休みの過ごし方次第で秋以降の学習効率が大きく変わります。
得意分野と苦手分野の把握や過去問対策など、やるべきことは数多くあります!
限られた時間のなかで効率的に学習を進めるためには、適切な学習スケジュールの設定が欠かせません。そこでこの記事では、以下の内容について解説しています。
- 小学生6年生が夏休みにやるべきこと
- 夏休みにやるべき過去問対策のコツ
- 勉強スケジュールの立て方やポイント
夏休みの学習でほかの受験生と差をつけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

私の個別指導を受けて、6年生の6月に偏差値37の状態から志望校合格を達成した生徒もいます。詳しくは対談動画「【合格者対談】6年生6月に受験開始で偏差値37の状態から合不合偏差値56立命館慶祥中合格!」をご覧ください。
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中学受験は夏休みに入る前の計画が重要

中学受験を成功させるには、夏休みに達成したい目標を事前に設定する必要があります。明確な目標があれば、達成するために必要な行動を考えて計画的に過ごせるためです。
中学受験する小学6年生の場合、夏休みの勉強時間は一般的に300~400時間が必要と言われています。
1日あたりに換算すると8~10時間です!
あらためて目の当たりにすると、ハードルが高いように感じるかもしれません。しかし、学校の授業時間を受験勉強に置き換えれば意外にも達成可能です。
休憩時間や睡眠時間を確保しながら計画を立てて、無理なく継続していきましょう。夏休みを有効に活用できるかは、適切な学習スケジュールの設定と管理にかかっています。
中学受験する6年生が夏休みに取り組むべきこと3選

中学受験する小学6年生は、夏休みの間に以下の3つに取り組みましょう。
- 現在の実力を把握する
- 得意分野と苦手分野を洗い出す
- 過去問分析を行う
夏休みの過ごし方は、秋以降の学習効率に大きく影響します。ひとつずつ確認しておきましょう。
1. 現在の実力を把握する
夏休みに効率よく勉強を進めるためには、現在の実力と志望校の合格ラインとの差を明らかにしておく必要があります。
達成目標が明確になると、勉強に対するモチベーションも上がります!
現状把握をするには模試を受けるのが有効です。できれば夏休みに入る前に一度受けておくとよいでしょう。平均点や正答率など客観的なデータをもとに実力を分析すれば、効率的に対策できます。
また、夏休み前の段階で合格ラインに届いていなくても気にする必要はありません。冷静に現在の実力を受け止め、夏休み期間中に正しい努力を積み重ねていきましょう。
2. 得意分野と苦手分野を洗い出す

試験本番で確実に得点できるようにするため、得意分野と苦手分野を明確にしておきましょう。
得意科目のなかにも、得意分野と苦手分野があるものです。
得意分野と苦手分野がわかったら、得意分野を重点的に伸ばしていきます。苦手分野を夏休みから克服するには時間がかかりすぎるためです。また、時間をかけて対策しても本番で得点できる理解度に到達しない可能性もあります。
夏休みを過ぎると問題演習をひたすら繰り返すサイクルに入ります。じっくり復習する時間がとりにくくなるため、最後のチャンスと思って着実に基礎を固めていきましょう。
3. 過去問分析を行う

過去問対策は夏休みから始めていくのがおすすめです。全範囲の学習が終わってから始めていたのでは間に合わないためです。
確実に合格率を上げる子は夏から過去問対策を実施しています!
過去問対策に夏から取り組む最大の目的は、出題傾向をつかむことです。毎年出題されている分野や難問が出題されやすい分野を把握すると、効率的に志望校対策を進められます。
中学受験で出題される範囲は膨大で、手当たり次第に問題を解いていても中途半端な実力しか身につきません。重要な分野に絞って勉強し、合格に必要なラインまで実力を高めていきましょう。
中学受験に向けて夏休みに行う過去問対策のコツ3選
過去問はただ解くだけでは実力につながりません。得点を上げるために必要な過去問対策のコツは以下の3つです。
- 時間制限なしで解く
- 問題を3種類に分類する
- 解けそうな問題を重点的に復習する
過去問対策についてさらに詳しく知りたい方は、関連動画「【99%の人が知らない】中学受験の過去問対策ノウハウ20選」をあわせてご覧ください。
1. 時間制限なしで解く
夏休みに初めて過去問対策に取り組む際は、時間制限せずに問題を解いてみましょう。
問題が解けない原因を正確に判断するためです。
最初から時間制限をしてしまうと、理解度が足りていないのか解くスピードが遅いのか判断できません。まずは合格点を取れる実力を身につけてから、徐々に解くスピードを早めていく必要があります。
夏休みの段階で試験本番に合格できる実力がついていなくても焦る必要はありません。最初は時間を気にせず、ひとつひとつ理解を深めていきましょう。
2. 問題を3種類に分類する

過去問を解き終わったら、問題を以下の3つに分類します。
- ○:迷うことなくスラスラ解けた問題
- △:間違えたけど解けそうな問題
- ×:時間をかけても解けそうにない問題
分類した後は、△の問題を〇にすることを最優先にします。×の問題は後回しにして構いません。
少ない労力で合格に近づけるからです!
中学受験に成功するためには、限られた時間を有効に活用する必要があります。解けない問題に時間をかけるよりも、もう少しで解けそうな問題を正確に解けるようにしていくことが重要です。
3. 解けそうな問題を重点的に復習する

解けそうな問題を確実に解けるようにするためには、問題演習を繰り返す必要があります。普段使っている教材から類似問題を探しましょう。
インターネットの無料問題を利用するのもおすすめです!
問題を解き終わったら、解法をお子さんに説明してもらいます。説明できるくらいの理解度がなければ、本番で正解できる実力がついているとは言えないためです。
また、類似問題が解けないときは基礎問題に戻って復習します。基礎問題でもつまずく場合はYouTubeやスタディサプリなどの映像授業を活用しましょう。
中学受験に向けた夏休みのスケジュールの立て方3ステップ
塾や学校の宿題に加えて過去問対策を行うには、事前のスケジュール設定が欠かせません。夏休みの勉強スケジュールを立てるときは、以下の3ステップに沿って行うのがおすすめです。
- 1週間のスケジュールを立てる
- 毎日のスケジュールを立てる
- スケジュール達成度を振り返る
なお、関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」では、スケジュールの組み立て方から管理方法まで徹底的に解説しています。学習スケジュールを立てたことがない方はぜひ参考にしてください。
1. 1週間のスケジュールを立てる
夏休み中に到達したい未来を明確にしたうえで、1週間のスケジュールを作成します。具体的には次の5ステップです。
- 直近の目標点数を書く
- 今週やるべきことを書く
- 塾や習い事など、すでに決まっている予定を埋める
- 重要度の高いタスクを空いている時間に書き込む
- 学校や塾の宿題を余ったところに書き込む
また、スケジュールは専用のノートを作って書き込むのがおすすめです。
ハーバード大学の研究によれば、目標を紙に書くと成果が10倍以上変わるという結果がでています!
手順通りに書き込むことでお子さん自身が勉強の目的と優先順位を理解できます。叶えたい未来に向かって予定を埋めていきましょう。
2. 毎日のスケジュールを立てる
1週間のスケジュールを作成したら、次に1日を細分化してやることリストを作成します。
1日のスケジュールを立てることで時間の使い方に対する意識が変わります!
具体的な手順は次のとおりです。
- 今日やるべきことを書き出す
- 目標達成のために必要な行動を考える
- 必要な行動に優先順位を「ABC」でつける
- 勉強にかかる時間を書き出す
- Aのタスクからスケジュールに書き込む
また、1日のスケジュールは当日の朝や前日の夜に作成すると効果的です。地に足がついた計画となりやすく、目標の可視化によりモチベーションも高まります。
3. スケジュール達成度を振り返る
スケジュールは作成しただけでは効果がありません。計画通り進められたかを1日の終わりに必ず確認しましょう。
目標達成度の可視化はモチベーションの維持にも役立ちます!
スケジュール表に実際の勉強時間を書き入れれば、計画との差を簡単に確認できます。スタンプやシールを使うと達成度合いがひと目でわかるためおすすめです。
なお、私の公式LINEではすぐに使えるスケジュールシートを無料で配布しています。以下のリンクから友だち登録して受け取ってください。

中学受験に向けた夏休みのスケジュール設定時の3つのポイント

勉強スケジュールを設定するときに意識したいポイントは以下の3つです。
- 親子で作成する
- 睡眠時間や休憩時間を確保する
- 優先度の低い宿題は入れない
現実的で、受験対策に効果のあるものでなければ良い計画内容とは言えません。ポイントを事前に把握しておき、計画倒れを防ぎましょう。
1. 親子で作成する
お子さんだけで適切にスケジュールを作成し管理するのは困難です。少しでも合格の可能性を高めるためには親御さんのサポートが欠かせません。
ただし、実際にスケジュールに沿って学習を進めるのはお子さんです。完成したスケジュールを渡しても「こんなに勉強できない」と挫折する可能性があるので、お子さんと一緒に作成することを徹底しましょう。
親御さんが主体になりつつ、お子さんと二人三脚で作り上げる姿勢が重要です。
お子さん自身も試行錯誤しながら作成したスケジュールであれば不満を感じにくくなります。
2. 睡眠時間や休憩時間を確保する
勉強時間を確保するために、睡眠時間を削ってスケジュールを組むのはおすすめできません。
集中力の低下や体調不良を招き、かえって学習効率が低下します!
また、連続して集中できる時間にも限度があります。学習の質を高めるためには、適度に休憩を挟む余裕をもたせることも重要です。
関連記事「【ここで差がつく】中学受験対策は睡眠時間の確保が重要!質を高めるポイントも解説」では睡眠時間を確保する方法を解説しています。睡眠の質を高めるポイントも紹介しているため、あわせてご覧ください。

3. 優先度の低い宿題を入れない

学校や塾から出された宿題の全部をスケジュールに入れないようにしましょう。
ただ宿題をこなすだけでは合格に必要な実力が身につかないためです!
限られた時間のなかで効率的に学習を進めるには、優先順位を明確にする必要があります。たとえば、各教科の重要分野の復習や過去問対策など、合格に直結する勉強は優先度が高めです。
学校や塾の宿題でスケジュールを埋めてしまっては、成績を伸ばすために必要な学習の時間が減ります。優先順位の低い宿題は後回しにして、すきま時間に組み入れるようにしましょう。
中学受験は夏休みの過ごし方で決まる!計画的に勉強を進めよう

中学受験では、小学6年生の夏休みが最後の基礎固めのチャンスです。夏休みをどのように過ごしたかで、秋以降の学習効率が大きく変わってきます。
やるべきことに優先順位をつけながら取り組んでいきましょう!
限られた時間で効率よく勉強を進めるためには適切なスケジュール管理が欠かせません。夏休みに入る前に、お子さんと一緒に計画を立てておいてください。
なお、私の個別指導塾では、お子さんひとりひとりの特性を考慮しながら優先順位の設定が可能です。スケジュール管理もしっかりサポートし、目標達成に向けて最後まで伴走していきます。
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